-- クンツァイト --

中庭の中央で、博士の石像は火の消えた巨大なろうそくのように横たわっていた。ふと、その脇を見ると、自動人形たちのいくつかが、その何も感じない掌に燃えあがる炎の塊をのせ、その掌を宙に掲げているのが見えた。その明かりの下では、ほかの自動人形たちが博士の石像を埋める墓穴を掘っていた。(マルセル・ベアリュ 『夜の体験』)