-- カルサイト3 --

月はいまなお高い中空に懸っていた。空の変容、おびただしい空のアーチの変身は際限なく、その星図の配置にいよいよ精緻を加えていった。その夜、天空は銀色の天文観測儀のように内部の魔法のメカニズムを公開し、無限の天体の形成のなかで動輪と歯車の金色に光る数字を見せびらかした。(ブルーノ・シュルツ「肉桂色の店」)