-- アラゴナイト --

「理屈はワシにもわからんところがあるが、肝心なのはなによりも飛べるということじゃろ。」「それではどうやって?」「月の美しい晩に、海岸通りの一番大きいクレーンの先端に腰かけるといい。」「ポケットには水晶を忘れるな。」「あとはイマジネーションだ。」未だおこりえないからといって、現実を信用してはいけない。繰り返すが、博士の記憶はこれにつきるのかもしれない。(神谷僚一)