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★4月16日★ ★銀座の画廊ガレリア・グラフィカbisで開催されている勝本みつるさんの個展を見てきました。よかったです。感想をいろいろ書きたいけれど、その後ふらりとゆりかもめに乗ってひたすら歩き回ってしまって現在疲労の絶頂なので、また明日にでも書きます。ぼんやりゆりかもめに乗って、気が向いたら降りて歩いてということを繰りかえしました。青海では観覧車を眺めて写真を撮ってきました。観覧車はいいです。本当は一人で乗っちゃおうかと思ったけどさすがに寂しすぎるのでやめときました。旅先では一人で乗ったりしましたけどね、天保山の観覧車。今日はデジカメを使ったので、撮った写真をさっそくPhotoshopで加工して遊んでいます。ここ最近理由もなく気分が沈むことがあって、今日観覧車を見に出かけたのも感情的に揺れていたからなのでしょう。青空のもとの観覧車はとてもきれいで、本当にきれいで、でも私のフィルターを通してその原色もセピアになり、壊れそうなオルゴールの音色と共に記憶に刻み込まれました。部屋に帰ってきてからぼんやりしていると、鮮やかな観覧車と、それと対極の世界の終わりのような風景が代わる代わる心に浮かんできます。 ★4月17日★ ★相変わらずテンションが低めです。回復に少し時間がかかるかもしれません。メールのお返事はもう少し遅れてしまいそうです。すみません。あと私信なのですが、荷物の発送も遅れています。こちらも近いうちに必ず。本当にすみません。なんだか謝ってばかりの私です。 今日はFlash MXの参考書を買いに御茶の水の三省堂まで出かけました。一冊参考書は持っているのですが、それが私には難しすぎて何度やっても挫折するので、もっと簡単なものにしないといつまでたってもFlashを使いこなせないということにようやく気づきました。今回購入したものは初歩の部分を丁寧に教えてくれるので、きっとこれなら覚えれる…はず。ところで三省堂ではなんと切手や封筒やコインなど、私の大好きなものの販売のイベントが開催されていました。なんてところに来てしまったんだ!と自分を呪いつつ、ちゃっかり買い物をしました。掘り出し物は外国の小さなチラシのようなもの。これは何なのだろう、チケットではないし、切手ではないし、小さい広告というか、そんな感じです。デザインがよくて、ほくほくしています。こういうのを探してたんですよ。最近HPがらみで新たにやりたいことが出てきたので、素材を集めたり参考書を片手に勉強したり、水面下で少しずつ動き始めています。やりたいイメージは頭の中で固まっていて、あとは自分の技術をひたすらそのレベルまで引き上げるのみです。学業もこのくらい熱心に取り組めばいいのに…。 ★4月18日★ ★うららかな春の休日、今日も元気にインドア生活です。ホントどうにかならないかしら、この生活。地味に勉強したり、モニタに向かいつつ一日が過ぎていきます。最近の私はFlashの理解とベジェ曲線使いの習得に夢中なのですが、ようやくベジェ曲線がほんのちょっと使えるようになってきたかも。相変わらず下手で思い通りに操れないのですが、使うコツのようなものがわかったような気がします。ベジェが使えるようになればできることの幅が一気に広がります。これは頑張らなければ。明日は授業ないけど、大学行こうかな…。このまま部屋にいたらなんかダメ人間になっていく気がします。 ★今頃気づいたのですが、今年の1月に発売されたPlastic Treeのシングル「雪蛍」のジャケットの絵って『船を建てる』の鈴木志保さんが描いているのですね。私は鈴木志保さんが大好きなのですが寡作というかあまり作品を発表されなくてそれがもどかしいのですが、まさかプラのジャケットという仕事をしていたとは。どういう人脈でこういうことになったのか気になります。鈴木志保さんの『船を建てる』は内田善美さんの『星の時計のLiddelle』と共に私が非常に影響を受けている漫画の一つです。どこかロードムーヴィーを思わせる構成、素晴らしいコマ割りのセンス、随所に散りばめられた引用とブローティガンへのオマージュ。白と黒の画面が残像のように目に焼き付いています。この漫画のテーマもある意味「世界の終わり」だと思うのですよね。ちょっととっつきにくいかもしれませんが、本当に素晴らしい作品なので機会がありましたらぜひ読んでみてください。主人公は二匹のアシカです。大好きな鈴木志保さんが最近のめり込んでいるプラのジャケットを手掛けていると知って、なんだか妙にうれしい気持ちなのです。 ★4月20日★ ★今日は本当に暑いですね。午前中のうちから区立図書館へ出かけて本を返したり借りたりしたのですが、本がパンパンに詰まった鞄を抱えて歩いていると目眩がしそうなほどでした。立っているとジリジリ照りつける光の強さに負けてしまいそう。でも、青空はとてもきれいでした。この頃読書時間が減っていて、しかも勉強の本をメインに読んでいるので読書日記を書けなくて申し訳ないです。現在はこんな状況なのですが、息抜きにホジスンの『異次元を覗く家』を読み出しました。面白そうで期待度大です。 ★追記:大学から帰ってきてニュースをチェックしていたら竹内均さんが亡くなったことを知りました。最近はかなり興味が離れてしまったのですが、小学〜高校時代は本を読んだりしていました。あと、Newtonは好きでしたね。家にはナショナルジオグラフィックもあったのですが英語だったし難しくてあまり読めなかったので、子供の頃はNewtonの方がずっと好きでした。読むというよりは楽しんで眺めていた雑誌でした。部屋にNewtonのポスターをはったり壁に星の写真を切り抜いて飾っていた、そんな懐かしい子供時代を思い出しました。私の中での竹内氏のイメージはその頃のものだったので、もう83歳になられていたことになんだか驚いてしまいました。時間の流れのなんと早いこと。私もとっくに少女ではなく、気が付いたら20代半ばなのです。ご冥福をお祈りします。最近、訃報が多いですね…。 ★4月21日★ ★ふと気がつけば、アマゾンで散財しすぎな今日この頃。あわわわわ。私にしては珍しく、CDやDVDをたくさん購入してしまったのです。欲しいものは一通り買ったので、しばらくアマゾンは封印することにします。 Plastic Treeにはまってアルバムを買い集めていろいろ聴いてみたのですが、初期のアルバムでしたら「パペット ショウ」、現在の作品でしたら「トロイメライ」が好きです。「パペット ショウ」は大方の評判通り、異様にパワーがありますね。このアルバムはやや絶叫系の曲が多いかも。竜太朗さん、叫んでます。ライブで必須の「May Day」や「リセット」も好きですが、はじめて聴いた曲の中では「サーカス」がとても好きです。最初に聴いた時は他の絶叫系の曲に気を取られてこの最後の曲があまり印象に残らなかったのですが、聴き込んだらどっぷりはまってしまいました。静かで重い曲。映画のように、情景が浮かんできます。これ、一度ライブで聴いてみたいな。「トロイメライ」は「パペット ショウ」に比べて聴きやすいです。聴きやすいけど根底にはプラらしさがあって、「パペット ショウ」とは異なった魅力があると思います。曲は粒ぞろいじゃないかな。「ペットショップ」「懺悔は浴室で」「千葉市、若葉区、6時30分」のようなぶっ壊れ系も好きですが、一曲だけ選ぶとしたら私の場合「理科室」かも。きれいなメロディーに後ろ向きな歌詞という、プラの中で非常に好きなパターンの曲です。歌詞にはやや自閉的な感じがありますが、でもやはり初期とは違っていて完全に自分の中に閉じこもっているわけではなく、相手の心と触れあいたいと願っているのですよね。すごく歌詞が好きな曲です。あまり激しさはないけれど、じわじわ心に浸透してくる。チケットを買えたら、夏のライブに行くつもりです。 ★4月22日★ ★昨日の夕方、砂糖を買うためにお財布片手にスーパーへ出かけたはずなのに、気がついたら古い椅子まで抱えて帰ってきました。………………。谷中って暮らしやすい町だなと思っているのですが、古道具屋まで日常生活圏内にあるから私のような人間にとってはいいのか悪いのか。購入したのは子供用にしても小さい椅子で、でも古びた感じがなんともよくて一目惚れでした。昔の木造校舎にあった椅子みたい。たぶん人形を座らせたらちょうどよい感じじゃないかと思います。言い訳しておくと、CD一枚分のお値段です。オブジェと組み合わせてもいい写真が撮れると思います。この頃意識的にこうした小物を集めているので、ますます私の部屋があやしくなっていきます。でも小物類は引出しの中に隠していますから、見ためは本が多くてちょっとレトロな部屋とわりと普通な感じです。引出しを開け出すと大変なことになりますけどね。 ★ウィリアム・ホープ・ホジスン『異次元を覗く家』(ハヤカワ文庫) ★4月24日★ ★相変わらず精神的にイマイチな状態です。嫌なことがあったわけではないので、おそらく最近の疲れがこうした捩じれた形で表層に出てきているだけなのだと思います。だから根深いものではありません。でも頭も体も使い物にならないのはきついです。起き上がるのもつらいので、横になったまま一日が終わっていくこの空しさ。なんとかしてこの嫌な状態から抜け出して、すっきりしたいものです。テーブルの上にセットしたiMacも、いつの間にか引きずりおろされて床に直置きになっていました(苦笑)。これなら寝そべったままでも手を伸ばすだけで使えます。昨日は久しぶりにフォント探しの旅に出かけました。あまり長時間モニタに向かえなかったので数個しかダウンロードできませんでしたが、気に入ったものと出会えてうれしいです。フォントは大好きなので、元気になったらもっと探そうと思っています。あとは音素材も欲しいな、Flashの効果音として使えるもの。これもそのうち探索することにしましょう。 ★アーサー・C・クラーク『地球幼年期の終わり』 ★4月25日★ ★iMac、テーブルの上に戻しました。なんだかデスクトップパソコンの位置が健康のバローメータという感じです。上がっていれば元気で、下がっていると調子が悪い、と。わかりやすい指標です。今日はブルデューの本を読んでいました。ブルデューは基本文献という感じなのですが、今まで読んだことがなかったのです。とりあえず『ディスタンクシオン』(藤原書店)にざっと目を通しました。フランスの調査を念入りに分析していてそのあたりはかなり斜め読みになってしまったけど、概念としては面白いですね。他のブルデューの本もこれから読むつもりです。趣味関係では冲方丁の『マルドゥック・スクランブル』を読み始めました。これは同居人の本で部屋にこもったきり出てこないので、てっきりゲーム世界に没入しているのかと思ったらどうやらこれを読みふけっていたようで、読み終わると「おすすめ」と言って私の机の上に3冊ぽんと置いていきました。まだ出だしの部分を読んでいるところです。物語は、始まったばかり。 ★4月26日★ ★用事があって本屋をのぞいたらGakkenの「大人の科学マガジン」が目に入り、それがラジオ大特集号だったものだから見た瞬間手に取りレジへ直行してしまいました。ラジオキット+ムックで1600円だからお得な値段だし、昔のあやしい機械をたくさん眺めることができてたまりませんわ。ああ至福。でもこのラジオは当分組み立てないだろうな。部屋の片隅に積み上げられている作っていない模型や理科実験キット・結晶育成キット等は積読本よりも私にプレッシャーを与えています。『マルドゥック・スクランブル 圧縮』を読了。今は『燃焼』。 ★4月28日★ ★勉強の息抜きとして、買ったまま使いこなせなくて放置されていたFlashとIllustratorを立ち上げて遊んでいます。特にIllustratorは天敵といっていいほど相性が悪いソフトで全く使えなかったのですが、最近なんとなくコツがわかってきたようです。というわけで、昨日作った初イラレ作品をひっそり公開。何せ最初の作品なので、レベルが低いのは大目に見ていただけるとうれしいです。ピエール・ブルデュー『遺産相続者たち』(藤原書店)を読了。 ★4月29日★ ★最近のひそかな趣味の石鹸作り、現在部屋で5バッチ熟成中です。私のことだから一気に10バッチくらい作ってしまうかと思っていたのですが、さすがにそこまで時間と気力はなかったようです。ゴールデンウィーク中に余裕があればもう少し仕込んでおこうと思っています。石鹸作りは決して面倒ではないのですが、油の温度合わせが苦手でそれが一番嫌な作業です。そういえばここ最近作った二つは失敗してしまってかなり落ち込みました。自分で使う分にはいいけど、他人にプレゼントできないほどひどい見かけになってしまったのです。これはかなりショック。しかもどちらも力作だったのに。そういうのに限って失敗するなんて、私のバカバカ。ウンベルト・エーコ『開かれた作品』を読了。『マルドゥック・スクランブル』はどうもはまれず、停滞中。 ★4月30日★ ★RADIOHEADのCDを聴きながら、SFを読む休日。鉱物を整理してみたり、床に散らばっている本を片付けてみたり、なんとなく新たな秩序を求めたいような、そんな気分。注文していた鉱物がようやく届いた。一つ一つ包装を解き、机の上に並べてみる。今日新たに届いたものは、誰にも見せずに引出しの中にしまっておこう。これは全部、私の秘密。あまりに秘密が多すぎて、どきどき息苦しくなる。 |
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