4月5日

戻ってきました
本日ようやく東京へ戻ってきました。結局7泊8日と予想以上に長い帰省になってしまいました。札幌に着いた29日は暖かくて過ごしやすかったのですが、それ以降寒くて雪まで積もるし、残念ながら天候にはあまり恵まれませんでした。おまけに私は体調を崩してしまい、熱こそ出ないものの声がガラガラになるほど喉と鼻を痛めてしまい散々でした。こんな体調で天候も悪かったのであまり遠出もできず、開拓記念館にでも行こうかなと思っていたのに予定は全部潰して街中をずっとうろうろしていました。友達もいないから一人で本屋に入って四丁目の交差点のところにあるフルーツファクトリーというケーキ屋で黙々とケーキを食べて買った本を眺めてましたよ(苦笑)。フルーツファクトリーには通いました。そしてケーキをひたすら食べていました。今回の帰省はケーキを食べていたことしか記憶にないかも…。母親とも出かけたりしたのですが、もともと性格と好みが正反対なのでそれなりにストレスがたまりましたね。他人の好みは私も尊重しますが、それを押し付けてくるのは別問題ですからねえ。これ以上書くと愚痴になるので控えますが、家族というか親戚の中で一番わがままで自分勝手な人を見て、私はああはなるまいとひそかにため息をついたものでした。札幌は真冬並の気候でしたが、春服もちょこちょこ買い込みました。何を血迷ったのか、ワタクシ超ミニのスカート買ってしまいましたよ。しかしいくらなんでも短すぎ…。試着して「さすがに短いなあ、でもたまにはいいか」と思ったのですが、よく考えたら座るともっと短くなるのですね。普段こんなもん買わないので座った時のことがすっかり頭から抜け落ちていました。一度くらいは着て出かけますが、これはお蔵入りになるかもしれませんね。身の程を知るべきでした。

札幌に着いた初日、予定通りに北大近辺の古本屋巡りをしてきました。だいたいは以前から知っている書店に入ったのですが、薫風書林ははじめてだと思います。ここの品揃えは好きですね。かなり狭くて本が所狭しと積んであって雑然としていますが、大変好奇心を掻き立てられる棚でした。弘南堂書店のようないい本が整然と並んでいる雰囲気も嫌いではないですが、今回は薫風書林の気分でした。あとはいしまる書店とか北天堂書店とか、だいたい私の定番のところをのぞきました。今回は文庫をメインに狙いました。いろいろ購入したのですが、旧制高校関係のものが意外に掘り出せたのが収穫でした。教養文庫の河合栄治郎『学生に与う』とか角川文庫の阿部次郎『三太郎の日記』とか。あとは旺文社文庫の久米正雄『受験生の手記』も買いました。久米正雄といっても今の人はわからないですよね。このあたりの通俗小説(なのかな?)も調べていきたいものです。他は安房直子の童話集とかワトソンの『二重らせん』とかトフラーの『第三の波』とかヴァレリーの『レオナルド・ダ・ヴィンチの方法』とか、傾向はバラバラ。古いデザイン関係の本も買いました。ペヨトルから出ていた『Macでデザイン』とか(これは文庫ではありません)。北天堂の店頭100円均一本の中にありました。これはそもそも出版されたのが90年なのでとても古いのですが、技術書として使うわけではないし、デザインのヒントになるかなと思ったので購入しました。こんな感じで対象を文庫本に絞ったのですが、安い値段で面白いものを掘り出せたと思っています。

今回の帰省はいろいろな意味で疲れたので、東京に帰ってきて正直ほっとしました。かなり消耗しているので、回復に数日かかりそうです。しかし明日はパソコンを買いに行くし明後日からは学校。しばらく慌ただしい日々が続きそうです。とまあこんな感じの帰省でしたが、ようやく日常生活に戻ることができます。家に戻ってくる時はわざと日暮里で降りて谷中墓地を通り抜けて帰ってきたのですが、まだ桜が咲いていたのには驚きました。しかも元気に宴会をやっているグループもちらほら。雪国でかなり陰気な気分になってしまったのですが、夜桜を見てなごみました。そういえば帰りのモノレールから見た夕焼けも素晴らしかった。この風景を眺めながら、すっかり東京が日常の風景となっていたことを実感しました。こっちに戻ってきたらケロリと風邪はよくなったし、あの体調の悪さは私の深層心理の現れだったのか…などと考えながらまがいもののような月を見上げて谷中墓地を歩いていました。


4月6日

パソコンを買うために池袋へ出かけました。15インチのiMacと予め機種を決めていたのですが、いざ見ると17インチが使いやすそうで思わずこれを買いそうになってしまいました。画像製作をする時はやっぱりモニタが大きい方が便利なんですよね。だけど予算オーバーだし、今なんて12インチのノートパソコンでPhotoshopとDreamweaver等々を使っているのだからそれよりはずっと環境はよくなるさと自分を納得させて15インチにしました。どうせ6月頃にはiPodも買うのだし、無駄な出費をしなくて結果的にはよかったのでしょう。でもやっぱり17インチがよかったなあ。めそめそ。パソコンを購入したポイントで素材辞典も買いました。前々から欲しかったのですよね。私は写真を加工する方が得意なので、こうした素材はありがたいです。これからたくさん使っていこうと思っています。選んだのは低画像のものがたくさん収録されているタイプです。640×480Pixelなのでさすがに小さいかなと思いますが、もともと画像をそのまま使うわけではなく加工して組み合わせて使うので、まあなんとかなるでしょう。今回は質より量です。

ビックカメラの後はハンズへ。ここでは最近私がはまっている石鹸作りの油を購入しました。ココナッツ油やパーム油などは食料品店を探してもなかったので結局ここで購入。ほとんどお菓子作りのノリで部屋で楽しんでいます。私はやり出すと止まらない性格なのですが、香りづけのエッセンシャルオイルも欲しくてイギリスまで注文してしまいました。といっても英国在住の日本人なので、やり取りは日本語でOKです。日本って信じられないくらいエッセンシャルオイルが高いのですよねえ。石鹸にはそれなりの量を使うし、日本価格ではお金がかかりすぎます。今回注文したものは10mlで800円程度とお手ごろ価格です。これなら惜し気なく石鹸に入れることができます。そのうち部屋中が石鹸で埋まりそうで怖いです。

仕上げはジュンク。勉強用として西垣通『基礎情報学』(NTT出版)、菅谷明子『未来をつくる図書館』(岩波新書)、あとは『カルチュアル・スタディーズ入門』(ちくま新書)を購入。秦郁彦『旧制高校物語』(文春新書)なんていうのもタイミングよく出ていたので資料として購入。院試の勉強のため秋頃まで趣味の読書は控えるかもしれません。今のままでは絶対落ちますからねえ…。やりたいことはたくさんあるのですが、時間が限られているので優先順位をつけていくしかなさそうです。旧制高校関連のデータベースも計画は頭の中で少しずつ練っているのですが、本格的に取りかかるのはやっぱり秋以降になってしまいそう。ああ、時間が欲しい。

今週末頃までメールの返信を少しお休みします。やっぱり帰省の疲れがたまっていて、メールをはじめいろいろこなす体力があまりありません。ちょっと休んでからお返事しますので、もう少しお待ちくださいね。そういえば×ヶ月返事を書いていないメールがメーラーの中にあったりして青ざめているのですが、こちらも週末以降返信します。申し訳ありません…。今年度の目標はメールをもっと早く書けるようにすることです。明日から学校なのに、今日の買い出しでヘトヘトになるまで疲れてしまいました。やっぱり札幌で消耗しすぎたなあ。


4月7日

ピーター・S・ビーグル『最後のユニコーン』(早川書房)
『最後のユニコーン』を読了。素晴らしい本。この本に関しては声高には叫びたくない。ひっそりひっそり呟くのだ。どうぞ手に取ってみて、どうぞ開いてみて。私にはそれしか言うことができない。


4月8日

PCセットアップ
本日iMacが届いたのでさっそくセットアップ作業をしていました。最初の頃はこれがすごく大変だったのですが、この頃はさすがに慣れたので迷わずさくさく作業ができました。まあ、めんどくさいのはいつでも一緒ですが。ソフトやプリンタ・スキャナのドライバなどは一通りインストールしました。後はデータの移行です。とりあえずこのiBookを学業メインにするために、画像やホームページのデータを新しいPCに移さなければ。買う時は「15インチなんてスペックがダメ」とか挙げ句「窓機に乗り換える」等々言いたい放題でしたがいざパソコンが届くとやっぱりかわいくて、にた〜っとしながらセットアップをしていました。買った直後が一番幸せですよね…。トラブルがあるまでは新Macとの蜜月が続きそうです。高い買い物ではありましたがやはりPCが二台あるのは便利です。これから学業に趣味にとますますPCを使い込むことになるかと思うので、無駄な投資ではないはず。こうしてPC環境を強化したのだから、やりたいことを一つ一つ形にしていかなければ。

萩尾望都『AーA'』
文庫で出ていたので購入。前々からわかっていたけど、萩尾望都はすごいですよねえ。傑作を一つではなく、数えきれないほど描ける人。短編集なので『ポーの一族』のような大傑作という感じではないけれど、どの作品も粒ぞろいで非常によいです。私は小品だけど「ユニコーンの夢」が好きかな。甘めのストーリーとファンタジー・SFが融合した世界が好み。


4月9日

まだ授業にほんの少し出席しただけなのに、さっそく疲労困ぱい状態です。特に何かをしているわけではなく、教室へ行って席に座って90分の講義を聴いているだけなんですが、これだけでもう家に帰ってくると廃人状態。私があまりにも引きこもっていたので外に出るだけで疲労すること、あとは学校という場がやっぱりまだ自分にとってストレスなんだなということを実感しています。今回ばかりは志望の学部・大学なのですから、学校そのものが嫌というわけではないのです。だけどしんどいはしんどいですね、正直。もちろんやめるつもりはないしこれから少しずつなじんでいかなければと思っているのですが、慣れない環境のストレスは予想以上にヘビーで息切れしないようにするので手一杯です。教室にいると劣等感を感じてしまうというのが余計に自分を疲れさせる原因なのだろうなと思います。自分の気持ちを前向きに切り替えていかなければなりませんね。

今日はFirewireを買うために上野のヨドバシへ行きました。帰りに公園内を通り抜けたらまだ骨董市が開催されていて、見たら絶対何か買うよなあと内心ブツブツ言いつつお目当てのお店をのぞいたら案の定買い物をしてしまいました。先日見送った古い医療器具らしき金属モノが残っていたので、ガラクタの山をかき分けて自分好みの形のものを6点掘り出しました。形が面白いものを中心に選んだので、これはそのうち素材として利用すると思います。こういう用途不明の金属パーツは大好きなんですよね。しかもオブジェ的要素もありますから、飾ってよし素材にしてもよし。また部屋に無駄なガラクタが増えました。

西垣通『基礎情報学』を読了。オートポイエーシスとかアフォーダンスとか、このあたりは言葉だけを知っていて内容が全然わからないので、基礎文献あたりは読んでおいた方がよさそうだなと感じました。どちらかというと苦手な分野なのだけど、いつまでも逃げているわけにはいかなさそう。実は同居人の専門がアフォーダンス関係なので、部屋には一通り文献が揃っています(アフォーダンスを利用した視覚心理系のことを研究しているらしいですが、どうせ言ってもわからないと説明してくれないので詳細は知りません)。とりあえずオートポイエーシスの本でも読んでみようかなと同居人の本棚から河本英夫の本を持ち出しました。近いうちに目を通してみるつもりです。


4月11日

菅谷明子『未来の図書館 ニューヨークからの報告』、上野俊哉・毛利嘉孝『カルチュラル・スタディーズ入門』を読了。どちらもいい本です。『カルチュラル・スタディーズ』は再読なのですが、前回読んだ時はこちらに素養がなかったため読んでもあまりピンとこなかったのですが、今回それなりに丁寧に読み直したらすごく勉強になりました。前回読んだのが半年くらい前だから、そんなに昔のことではありません。次は新書ではなくもう少し専門的なものを読んでみるつもり。『未来の図書館』はニューヨークの現場を紹介していて、刺激的な内容でした。菅谷さんはジャーナリスト出身なので、やはりこうした現場に接した内容の取材・報告がうまいですね。最初の本『メディア・リテラシー』もよい本です。大学や企業を離れてしまうとデータベースにアクセスできなくて苦労するというのはよくわかります。私は大学が放送大学だったのでデータベースというか図書館に本がなくて、本当に苦労しました。一般的に大学は学外の人には本を貸してくれませんしね…。アカデミズム外の人がどうやって情報を収集して活用していけばいいのかということに私は大変関心を持っています。いろいろ調べて、そのうち自分なりに活動をはじめたいものです。しかし日本の図書館にはあまり期待出来そうにないな。なんて最初からそんなことを言ってはダメか。私は図書館の現場に詳しくないし現在データベースに関してどういう議論がされているのかあまり知らないのだけど、たまに記事を読んでもがっかりすることが多い。日本の現場でも面白い取り組みがあるのでしょうか。それにしてもこういう内容はできればここの日記に書きたくないなあ。ドメイン取っているところにMovableTypeを導入してブログを始めるという方法もあるけど、まだホームページ作ってないし…。簡単でもいいから作ってブログだけ更新するという方法もありますが、今はそういうことをしている時間も惜しい。悩むところです。


4月12日

基本的に日差しを浴びるのは好きです。ですが適度な日差しが好きなので気持ちいいと感じる時期は非常に短く、その時期は外を歩いていて本当に幸せです。春はそんな短いお気に入りの季節の一つなのですが、今日外へ出たら最早気持ちいいどころか暑くなっていてがっかりしてしまいました。もうちょっと心地よい気候を味わいたかったです。これからはガンガン日差しがきつくなる一方ですね…。そろそろ日傘を引っぱり出してくるかもしれません。日焼け止めも夏用のやや強めのものを購入しました。肌を焼くのは嫌いではないのですが、あんまり似合わないのですよね(アメリカ時代は文字どおり真っ黒でしたが。夏はどう見たってメキシコ人にしか見えなかった)。今年の夏も白くてプニプニという、不健康極まりない姿で過ごしていることでしょう。

Plastic Tree
最近部屋でよくPlastic Treeを聴いています。わからない人のために解説すると、一般的にはヴィジュアル系バンドと解釈されているようです。最近はメンバーの格好もナチュラルになりメイクも薄いもしくはしないという状況らしいのですが、初期はかなりコテコテな格好をしていたのでそのイメージがつきまとうのでしょう。聴きはじめたきっかけは札幌へ帰省した時にふらりと立ち寄ったBook Offでシングル「トレモロ」が売られていて、そのジャケットデザインがすごく好みでジャケ買いしたことです。 ただPlastic Treeという名前を全く知らなかったわけではなく、好みが似ているなと思う人の多くが聴く音楽でこのバンド名を挙げていて、それで気にはなっていたのです。音楽が趣味に合わなくてもこのジャケットなら買って損はないだろうと思って買って帰り、実家のMacでさっそく再生してみたのですが感想は「ヴォーカルの声が嫌、気持ち悪い」(苦笑)。音楽云々の前に甘ったるい声と歌い方が嫌で、その時はこれは趣味じゃなかったなあと思いながらCDをしまいました。ジャケットは外側だけでなく中も素晴らしく、星座早見盤のようなCDまで完璧に作り込まれたデザインがとても気に入りました。表紙は古い天文書のようで、歌詞カードはモノクロでまるで詩集みたい。初期のクラフト・エヴィング商會のデザインに通じるものがあるかもしれません。これはデザインの参考になるからとっておこうと荷物の中にしまったのですが、札幌滞在中暇すぎて再度このトレモロを取り出してリピートして聴いていたら、慣れたのか声がそんなに気にならなくなってきて、それなりにいいかもと思い始めました。まだ好きとは思えないけど、どうも気になる。結局もう一度Book Offへ足を運び、隣に並んでいたベストアルバムも購入して東京へ戻ってきました。それで東京に帰ってきてからこのCDを聴き込んで、やっぱり最初は好きじゃなかったけど何度も聴いているうちによいと思いはじめた、そんな感じです。

今ではすっかり気に入ってしまい、部屋でよくかけています。他のCDも現在集めている最中です。音楽はもちろん、ジャケットのデザインを含めトータルにPlastic Treeの世界観が好きなのだと思います。そういう意味では最近の格好やCDはちょっと物足りないかもしれません。決して化粧やゴスっぽい衣装が好きなわけではないのですが、あれはあれで世界観に合っていたかと。私の好み上、作り込まれた緻密な世界が好きなんですよね。そういう意味では最近の活動より初期〜中期ぐらいが好みかもしれません。まだにわかファンで活動をよく知らないので、あくまで勝手なイメージで言っていますが。PV集の「二次元ヲルゴール2」などは個々のPVの出来にはバラつきがありますが、PV全体の作りとしては操り人形等々昭和のレトロ雰囲気が出ていてよいと思います。これも最初見た時「竜太朗さん(ヴォーカル)、やっぱり気持ち悪い」と思ったのですが、これも何度か見るうちに慣れました(最近の私はなんだか慣れるのが早い)。ネット上の評価を読んで名盤とどこでも絶賛されていたアルバム「パペット・ショウ」をアマゾンで注文しているのですが、まだ届かないのですよね…。届いて聴きましたら、また感想を書きます。ちなみにPlastic Treeのオフィシャルサイトはこちら。中ほどにある古いフィルムがカタカタ回るようなFlashが好きです。こういうFlash、私も作ってみたいな。最近はプラに限らず、結構いろいろな音楽を聴いています。私は元来音楽に詳しくないうえに趣味の幅がものすごく狭くて、ここ数年はずっとアンビエント系や打ち込み・プログレ系ばかり聴いていたのですが、そんな人間が今はプラです。今まで「ふよ〜ん、ふよ〜ん、たまにピロピロ」という感じの音楽ばかりだったのに、この頃はギターギンギンドラムガンガンな音楽ばかりが部屋から流れてきて同居人が驚いています。まあ、プラもバックの音は激しいけどヴォーカルはふよふよしてますけどね。かなりヴォーカルにクセがあるので万人にはお勧めできませんが、Plastic Treeはよいですよ。ヴォーカルに拒否反応を示しても私のように慣れれば平気ということもあるかもしれませんので、あの声がダメでも楽曲・世界観が気に入ったならば頑張って聴いてみてください。

マリみての最新刊も読んだけど、すっかりプラ話しが長くなったのでマリみての感想はまた明日にでも。


4月13日

最近日記に石のことをあまり書いていませんが、これは決して熱がさめたわけでもなく、また買っていないわけでもありません。さすがに一時期よりは買う量はぐっと減りましたが、気に入ったものがあれば陰でこっそり購入しています。でも前よりはずっと石に散財しなくなりましたねえ。まあ、これはよいことです。この頃は買う量を控えて、むしろ整理に努めています。今までは買ったものを紙に包んで引出しに突っ込むという方法だったので自分でもどこに何があるのかわからなくて困る状態でした。そんな状態が嫌で、この頃はケースを少しずつ購入して石を一つ一つケースに収納して整理しています。これなら引出しを開けたら何が入っているかわかるし、見た目も美しい。何しろ石の量が多いのでそうすぐには整理しきれるものではないのですが、そのうち完璧に整理したいものです。これならいつでも石を眺め放題。至福です。最近は水晶熱はやや落ち着いて、今まで持っていなかった鉱物に手が伸びているようです。アタカマ石とかモリブデン鉛鉱とかホランド鉱とかリチア電気石など、そんなところのものを入手しました。

今野緒雪『マリア様がみてる』 チャオ ソレッラ!
薄味。祐巳たちの修学旅行編ということでイタリア観光をしているのですが、マリみてで観光をやられてもねえ…。お姉さまといちゃついてくれないと、私は萌えれませんわ。というわけで、次は甘ったるい内容を期待してます。私は佐藤聖さんが卒業するまでは白薔薇ファミリー贔屓でしたが、最近は祥子&祐巳のコンビが気に入ってます。逆に全く関心がないのが黄薔薇かな。


4月15日

作家の鷺沢萠さんが死去のニュースにかなり凹んで、自分でもびっくりしています。別にファンでも何でもないし、本も昔数冊読んで感心しなくて作家としても評価していなかったのに…。いろいろ大変なことがあったでしょうが最近はまた復活してきたのか雑誌でも特集が組まれたりして、元気になったのかなあと思っていた矢先のことだったから余計ダメージを受けたのかもしれません。35歳で心不全で急死。一人暮らしで訪れた知人が亡くなっているのを発見したそう。(注:その後ニュースで首つり自殺と報道されています。「心不全」ってやっぱりなあ…。鬱。)心がチクチクするというか、やりきれないなと暗い気分になっています。ご冥福をお祈りします。

本は受けている講義がらみのものを数冊読みました。最近ようやく図書館の使い方を覚えました。図書館は大好きな場所なんですが、まだ場慣れしていなくて欲しい本を借りたらそそくさと逃げ出して家に持ち帰って部屋で本を読んでいます。早く大学図書館の雰囲気に慣れたいな。ところで大学図書館、私好みの古きよき雰囲気を残した美しい建物なんですよ。でも図書館内は撮影禁止…。いやん、撮らせてよ。私好みの写真がたくさん撮れる場所なのにと思うと残念。そのうち図太くなったらこっそり撮る…かも。

 

 

 

 

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