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★3月4日★ ★お久しぶりです。日記がまたまた止まっていました。現在尋常ではなく忙しくて、めまぐるしい日々を過ごしています。体力的に限界なのと、あと学業がらみのことが全然できなくてますます馬鹿になっているのを感じて危機感を覚えているのですが、でも学期の狭間にしかできないこともあるだろうし悩ましいところです。とりあえず、最近のことをごく簡単に。 ★2月25日から3月1日まで札幌帰省をしていました。帰省の時のことは写真つきの方がわかりやすいかなと思って、基本的にブログの方に書いています。こちらでは、ブッキッシュがらみな話題を。帰省時、時間の隙間をぬって北大近辺の古本屋街へ行ってきました。本当はもっとたくさん回りたかったのだけれど、時間がなかった&雪が降っていて寒かったため、結局北大正門前の弘南堂書店と北18条にある北天堂書店の二軒のみを回りました。弘南堂書店は品揃えがよくて、とても気に入っている書店。学術書も豊富なので、勉強用の本を探しました。本当はもっと買いたかったけど、今回は控えめにしてピーター・バーグ『知識の社会史』(新曜社)、ウンベルト・エーコ『物語における読者』(青土社)、フランセス・イエイツ『世界劇場』(晶文全書)、あとは渡辺保『女形の運命』(岩波現代文庫)の4冊を購入。北天堂書店は趣味の本を探しに行ったのだけれど、今回は残念ながら空振りで一冊も買わずに出てきてしまいました。残念。。一時的にこの近くに住んでいたことがあり、結構よく通っていた古本屋だったのになぁ。ま、今回はタイミングが悪かったのかもしれません。この書店でまりの・るうにいさん装画による稲垣足穂本をはじめて見たりしたのも思い出深いです。私の中に形成されたコスモロジーに、何かしらの影響を与えている書店だと思います。 コスモロジーといえば、札幌ファクトリーに出かけて写真を撮ってきました。ファクトリーに出かけたのは本当に久しぶり。いつまでも往年の幻影を求めて現状に失望してしまうので、そしてそれは限りなく無意味かつ寂しいことだから、なんとなく足が遠のいていました。でも今回は明確な目的があったので札幌に帰る日の朝一に出かけて、目的の写真を一通り撮影することができました。この内容についてはサイト内のコンテンツとしてまとめようと思っているので、今は詳しくは書きません。札幌ファクトリーはもともと明治9年に開拓使麦酒醸造所として発足したサッポロビール発祥の地に建てられた施設です。そしてファクトリー内には、サッポロビール時代の器械を利用したオブジェが多数飾られています。そうしたオブジェの撮影と、札幌ファクトリー設立当初明確に打ち出されていた物語やコンセプトを改めて取り上げよう、そう思っています。 あと札幌でカメラを買いました。といってもトイカメラなので、安いものですけど。購入したのはLOMO Fisheye2。以前発売されて大人気だったロモフィッシュアイの上位機種というところでしょうか。フィッシュアイレンズが好きで、ニコンデジカメ時代はフィッシュアイコンバータを装着して写真を撮りまくっていた私ではありますが、このデジカメ(そしてレンズ)を手放して以来、すっかりフィッシュアイとはご無沙汰でした。そんななかロモフィッシュアイが発売されて気になっていたのですが、なんだか買いそびれているうちに早くも上位機種が登場。それがFisheye2なのですが、それがもうもうすごくかわいい外見なんです。店頭で見た時一目惚れでした。目玉型のファイダーといい、形が最高にかわいい。そしてかわいいだけではなく、機能も面白い。長時間露光や多重露光がOKというのが驚き。フィッシュアイで多重露光したら面白いだろうなぁ。なんかマニアックな要素を詰め込んだカメラのような気がしますが、とにかく非常に気に入っています。札幌でさっそく撮影をしてきたのですが、ISO400のフィルムを入れたにも関わらず室内写真が全滅で(フラッシュを焚かなかったのが敗因か?)、現像された写真を見て苦い気持ちになりました。。やっぱりテスト撮影をせずにぶっつけ本番は怖いな(特にトイカメラの場合は)。でも野外で撮影した写真はすごく面白いものに仕上がっています。口惜しいので、箱根でリベンジしよう。最近は人物写真も撮れるようにもなりたいなと思っているし、久しぶりに写真熱が高まっています。そうそう、昔の私は写真大好き人間だったのよね。これから写真のページももっとマメに更新していきたいです。というかサイトの更新がそもそも止まっているので、いい加減再始動しなければ。 ★3月5日★ ★今日は、3月5日。Plastic Treeには、「3月5日。」という曲がある。3月6日が誕生日である太朗さんにとって、遺書を書くような気持ちで作った曲…だったろうか。家に雑誌インタビューの資料があるはずだが、忙しくて調べていないので間違っているかもしれない。ともかく、それほど3月5日という日付は海月にとって重みがあるものなのである。 Plastic Treeの3月5日の緊急告知は、武道館公演のお知らせだった。武道館で単独公演。知った時は本当に驚いた。Plastic Treeというバンドは、強烈に攻めることも守ることもなく割合マイペースで活動をし、ほどほどのポジションをキープして生き残ってきたなかなかにしたたかなバンドというイメージが私の中である。こう書くとまるで誉めていないようだが、誉めています。ヴィジュアル系というジャンルの中で、10周年を迎えることができたバンドなんて一体いくつあるのだろう?そして2004年以降の解散ラッシュの中で、一体いくつのバンドが終焉を迎えたことだろう。だからそんな中できちんと生き残って実力派として認められているのことは、本当に素晴らしいことだと思う。 ただ最近はそのスタンスにちょっと飽きていたというか、いや活動的には海外初ツアーを行ったりして攻めていたのかもしれないが、音楽の方向性がちょっと好みとずれてきていたこともあり、なんとなくマンネリを感じていた。良くも悪くも、マイペースなバンド。でもそんなプラが、今回は明らかに「攻めて」きた。だから、これはこちらも本気で応援しようと思う。普段は武道館に縁のない音楽生活をしているのでキャパがわからないのだが、軽く一万を越えることだろう。最近のプラのツアーファイナルは、2000前後のキャパで行っていたことが多いと思う。そう思うと改めて武道館という会場の大きさに身震いする。そしてやっぱり心配だなぁと思う。きちんと埋まるのか、とても心配。でも彼らが決めたことなのだから、応援したいと思っています。 こうやって日記を書いていると、なんだかすごく楽しい気分になってきた。プラが攻めてくれたことに驚いているとともに、そのことをすごくうれしく思っているらしい。9月8日が、お祭りみたいに楽しい夜になればいい。武道館でプラというのが全くイメージがつかないのだけれど、夢のように美しいステージになればいい。メルマガには「メジャーデビュー10周年を記念する公演という事もあり、積み重ねてきた軌跡の集大成に、独創的な世界観で彩られる最高の空間を期待して、きっと間違いないでしょう。9月8日までまだ半年もあり、現在決定している詳細情報が少ない状況ですが、日本武道館公演に関する最新情報は随時、メールマガジンやオフィシャルサイト等で発表致しますので、お見逃しなくご注目下さい。」とあるので、今後の動きを見守ることにしましょう。明日は太朗さんの34歳の誕生日。誕生日の前に、こちらが素晴らしいプレゼントをもらったような気分だ。 ★あと書き忘れていたが、プラの春ツアー。チケは川崎、仙台、そして5月5日のファイナルはなんとか取ることができた。最初行く気がなくて、でも申し込む直前になってやっぱり行っておくかと気が変わって申し込んだ5月4日だけは、取ることができなかった。やっぱり心がけが悪かったのかしらね、なんて。この公演をどうしようか、現在迷っている。正直に言って5月上旬は忙しいので、2daysに行くのは厳しいかなと思う。でもよいツアーであれば、行きたい。なのでこれは川崎次第かなと思う。川崎を見て、4日のチケを探すかどうか考えることにしよう。 ★忘れないようにメモ。3月2日は、久しぶりに新居昭乃さんのライヴに行ってきた。簡単なメモ程度でいいからレポを書くように。 ★3月11日★ ★2月と3月が尋常ではなく忙しいのはなぜ。。一体なぜこうなってしまったのか(いや、こういうスケジュールにしたのは私なんですけれど)、ものすごくスケジュールが詰まっています。新学期前に燃え尽きてしまいそうで、かなり不安です(苦笑)。3月の残りはひたすら全力疾走だなぁ。こんな状況なので、最近まともに日記を書けなくて申し訳ないです。 ★そんななかで、一つお知らせを。毎週水曜日の夜11時からNHK総合テレビで放映されている番組「ゆるナビ」の最終回、3月14日の放送に出演します。私が出るのは「わたしの愛したふとっちょさん」というコーナーで、ささやかな地球儀コレクションを紹介しています。かなり遊びを取り入れた映像になりそうで、普段の私とはちょっと違った雰囲気が見れるかも?私もどんな映像作りがなされるのか、当日までわからないのでドキドキです。今現在まだゆるナビには詳細な内容がアップされていないようなので、別なページの紹介を載せておきます(スクロールしてゆるナビの部分を御覧ください)。最初の部分で私の部屋の映像が少しだけ出ると思うので、NEW ATLANTIS的な世界がお好きな方はそのシーンに注目してくださいね。モニタをちらりと見ただけなのですが、かなりガラクタでごちゃついてました(笑)。 ★3月14日★ ★渋谷に出たついでに紅茶を買おうと東急のデパ地下を歩いていたところ、異様に男性率が高くて「一体なぜ?」と訝しがっていたのだが、そういえば今日はホワイトデー。 ★今日は、行きつけの美容院でカット&カラー&縮毛矯正をしてもらった。髪の根元が伸びてうねってしまい、髪が扱いづらくてイライラしたので衝動的に予約を入れてしまった。実は札幌にいる間にも美容院へ行き髪をカットしてもらっていたのだが、縮毛をかけなかったのは失敗だった。結局間をおかずにまた美容院へ行く羽目に。二週間くらいの間に二度もカットをしたので、髪がだいぶ短くなってしまった気がする。痛んでいた毛先が切り落とされたのはいいけれど、すっかり頭が軽くなってしまった。まぁ春だし、これもさっぱりしていいか。でもまた頑張って伸ばします。 ★65DaysOfStaticが3月25日に来日する。来日を知って以来行こうかどうか迷っていたけれど、25日に用事が入ってしまったので結局諦めた。65DaysOfStaticならまた近々来日するでしょうし、その時に出かけることにしましょう。最近ポスト・ロックがマイブームで、それ関係のバンドを聴いています。ああ、ライブに行きたい。ライブに行って暴れたい。ストレス溜まってます。 ★最近あまりに忙しくて、まともに本が読めていない。これは趣味の本ということではなく、学業本も。。ああ、ますますアホになる…。さすがに危機感を覚えています。でも3月は本気で修羅場なんだよなぁ。行きたい展覧会を見に行く時間すら取れず、頭が痛いです。自分が手伝った某アーカイブ関係の展覧会と現代美術館での中村宏展には何が何でも行かなければと思っているのだけれど、本気で行ける日程がありません。唯一空いている月曜が休館日というのがなんとも。早起きして、別な用事の前に無理矢理行くしかもう手段は残されていないようです。持つかな、体力が。 ★3月19日★ ★ビッグイシュー68号を購入した。街でビッグイシューの販売を見ると、買うように心がけている。私は無力だけれど、でもささやかな行為でもいいから何かができたら、そんな気持ちになるから。今号のビッグイシューはジュード・ロウのインタビューが巻頭だが、絵本特集も組まれており酒井駒子さんのインタビューをはじめ絵本に関する内容が充実しており、さらに巻末近くの岡崎武志さんのコラムが稲垣足穂だったりと本読みにとってうれしい号だ。 ★3月31日★ ★気がつけば、3月の最終日まで日記に間が空いてしまった。3月は尋常ではない忙しさだった。私にとって新しいことがいくつもあり、沢山の人に会って、話して、それはとてもとても楽しく実り多いことだった。しかしさすがに用事が多すぎたらしく、ようやく一山越えた今、言葉も出ないくらい疲れきっている自分にようやく気がついた。ちょっと無理をしすぎたのかもしれない。だから今は引きこもりたい。引きこもりたい、精神的に引きこもりたい。このままでは疲れきった状態のまま、ズタボロになってしまう。楽しい狂騒の日々はひとまず終わり。これからは、しばし根暗な自分に戻って心の中に浮かぶとりとめもないイメージと戯れつつ昏い世界で遊ぶことにしましょう。4月からは、日記もなるべく更新したいと思っています。 というわけで、なんとなく本棚から澁澤龍彦の本を読んで再読してみる。河出文庫の『夢の宇宙誌』。「現実のさなかに偽物の世界を創造すること、ーそのような意味から、遊びとは、つねに閉ざされた宇宙の創造でなければならない。遊びにふける子供は、小さな玩具の世界に釣り合った、時間空間の凝縮された、自分一個の世界に閉じこもる。」 |
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