★
★
★ |
★
★ |
★9月16日★ ★レポートと修論、さらに遊び(あはは)の予定が立て込んでてんてこまいです。しばらく日記の更新が不定期になるかも…。普段は日記の書きなぐりがストレス発散になっているのだけど、そんなことをしている暇もないほど今は切羽詰まってます。La'cryma Christi解散のニュースに衝撃を受けつつも(ラクリマはプラと同じ事務所に所属していたバンド)、とりあえず目先のレポートを終わらせます。ラクリマはPIERROTの時とは別の形のショックでしたね。かつての人気バンドがずるずると落ちていき、音楽性も変わり、やがてはメンバーが脱退し、事務所を移籍して4人で出直すのかなと思ったら、解散。90年代ヴィジュアル系バンドがまた一つ消えてしまうのだ。私がプラを初めて見たのは2004年のイベントで、このイベントはプラも所属していた事務所スイート系のバンドが総出演という形だったのですが、その時のレポを見直してこの時に出ていたバンドがもうプラ以外残っていないことに改めて愕然としています。Waiveもサイコも、ラクリマも、そして出ていなかったけどスイート最大のバンドだったPIERROTも、全部全部解散。なんなんだよ、もう。プラはああ見えて結構したたかだよなぁ。今年は初の海外ツアーを行い、新たなステップに進んでいこうとしている。不安要素はいっぱいあるけれど、バンドが続いてくれることがどれほどうれしいことか。そして、それがどれほど困難であるかはここ数年のヴィジュアル系界隈を見ていればよくわかる。久しぶりに『シャンデリア』、聴いてみようかな。プラテンションが上がらないといいつつ、なんだかんだでプラが大切で大切でたまらない私なのです。13年間の活動に終止符を打つラクリマ。最後の数年間の活動と、その活動に対するファンの声を見てきた私にとっては悲しい、けれどもある意味必然とも言える結果にも思えました。 音楽といえば、最近部屋でよく聴いているのがなぜかaccess。いやぁ、90年代だわ。T.M.Revolutionも別に嫌いではなかったけど、accessのブレイクをリアルタイムで見ていた世代なので、やっぱりaccessに対する思い入れの方が深いかな。いい感じにテンションを上げてくれるので、執筆向きですね。しばらくはaccess祭りが続きそうです。 ★9月17日★ ★東京オペラシティアートギャラリーで開催されていた「インゴ・マウラー展 LIGHT:REACHING TO THE MOON」へ行く。18日に終了なので行けるかどうかヒヤヒヤしていたが、なんとかギリギリで駆け込むことができてほっとした。インゴ・マウラーはドイツ生まれの照明デザイン家。光の魔術師、光の詩人とも呼ばれ、テクノロジーを巧みに取り入れつつ独創的でポエティックな照明作品を作り続けている。単なる照明に留まらず、インスタレーションも手がけたりと幅広い活動ぶりだ。 以下作品を目の前にした時の印象、覚え書き。私は単体の照明よりもインスタレーションが好きなようで、展示作品でいうと前半より後半の方が全般的に好みだった。照明作品ではマウラーの原点ともいうべき電球をモチーフにしたものが好き(彼はエジソンを大変リスペクトしているようで、エジソンやエジソンの発明した電球をモチーフにした作品も作っている)。あとは電球に羽根をつけた「ル・チェリーノ」、さらにコウノトリの足をしたライトなどどこかかわいらしさのある作品も好みだった。あと面白いと思ったのは、カンパリ・ソーダの壜を束ねたライト。日常的に見慣れたものが異化されるそのプロセスと造形がよかった。また私はマウラーのLEDを用いた作品がかなり好きなようで、印象に残っている作品が多い。その中でもとりわけ目を惹いたのが、「LEDのテーブル」と「LEDのベンチ」。テーブルもベンチも透明なガラスで形成されており、そのガラスの中に白色LEDが埋め込まれて発光している。光、硬質、トランスパーレントと私の好きな要素を詰め込んだ作品だったと思う。遠くから見た時、発光するLEDがまるで銀河のように見えてため息をついた。作品の解説を読んでみると、シャネルの宝石展「ダイヤモンドの夢」のためのデザインらしい。なるほど、この硬質な輝きはダイヤにふさわしい煌めきだ。しかしダイヤにイメージを重ねつつも、やはり私は宇宙のことを、星のイメージに行き着いてしまう。などと考えつつ展示の先へ進むと、テーブルそしてベンチと同じガラスにダイオードという手法で作られた作品に、「スターダスト」と名付けられていた。あながち私の印象は間違っていなかったということだろうか。 インゴ・マウラー本人についての情報はほとんど知らなかったのだが、経歴を見て父親が「漁師そして発明家」とあってそれがなんだか面白かった。マウラーの作る照明はコンセプチュアルではあるが、コンセプトが先走りしすぎず、マテリアルやテクノロジーなど照明としての根源も決しておろそかにされていない。マウラーの作品が展示されている公共空間の写真もいろいろあったが、機会があれば生で見てみたいと思った。実は今月号の装苑にマウラーの特集が載っている。先入観なしで見たかったので記事はあえて読まずにいたのだが、展覧会に足を運んだことだしこれから読むことにしよう。 ★9月20日★ ★ようやくレポートが終わった…。次はレジュメ、か。でも遊びまくっているわりには、なんだかんだで頑張ってる?よく考えたら私、今週はすべての曜日に予定が入っています。だから遊び過ぎだってば。。 ★19日は友達と一緒にお出かけ。ラフォーレ→「Petite Ecole Exhibition 〜エコール人形展〜」@青山アニエスベー本店(陽月さんの人形)→表参道ブラブラ(カネコのショップ、アニヴェルセルなど)というコース。詳細はブログの方にアップしました。Janeでパンツを衝動買いしたり(丸みのあるシルエットがかわいい茶色のハーフパンツ。ちょっと空耳時代の遊佐未森風?)、意外な場所で意外な人とばったり会ったり、ともかく盛りだくさんで楽しかったです。 20日は院友達と待ち合わせて密談。一緒に10月の歌舞伎を観にいくことになりました。わーい、楽しみ楽しみ。歌舞伎関連の本を借りて予習しておかなきゃ(他にやることがあるだろ)。最近大学関係の友人で演劇の師匠、ミュージカルの師匠、バレエの師匠、能の師匠、歌舞伎の師匠がいるので(それぞれ別の方です。あと私が勝手に師匠呼ばわりしているだけです)、いろいろ教えられてすごく楽しいなぁ。でも逆に考えると、私が指南できそうなことってないですよね…。せいぜいライヴ、それもヴィジュアル系のライヴくらい?とほほ、それはどうなのよ。 ★9月21日★ ★本屋にて稲垣足穂特集の『ユリイカ増刊号』、イヴァン・イリイチ『シャドウ・ワーク』(岩波現代文庫)、トルーマン・カポーティ『ローカル・カラー/観察記録』(ハヤカワepi文庫)を購入。足穂特集はずっと前から発売を待ち望んでいたもの。新たに発見された作品が収録されていたり、内容は盛りだくさん。羽良多平吉さんのデザインがモダンで、足穂のイメージにぴったりだ。まだパラパラめくってみた程度なので、これからじっくり読もうと思う。ちなみに鳩山郁子さんが足穂の作品「カールと白い電灯」を漫画化していて、鳩山さんが載っているとは知らずに開いて驚いた。イリイチは論文とは直接関係ないけど学業用という感じ。正直な話し、留年できたらいいのになと思う。馬鹿には修士課程は2年では足りない。ようやく今になって社会学のことが少しわかりはじめ、社会学・歴史学に対する興味が目覚めたところなのに。遅すぎるよな、私。カポーティーはエッセイ集。電車の中で読む予定の本。 ★9月22日★ ★明治神宮前で降りたので、ムットーニ上演会のチケを購入するためにギャラリーへ行ったものの、すべて完売。あはは、出遅れた…。でも最近本気で忙しかったのよ、行けなかったのよ。今回の上演は、諦めるしかないですね。あーあ。 ★引きこもり用の音源を求めてTSUTAYAへ。L'Arc~en~Cielのアルバム『AWAKE』を借りました。私の中のラルクは『Tierra』時代で止まっていて(つまり1994年でストップ)、それ以降のアルバムは一枚も聴いたことがなかったのです。今までは『Tierra』一枚でいいかという気持ちだったのだけど、最近になって最新アルバム『AWAKE』の中の曲を聴く機会があり(友達が焼いて下さったのです。ありがとうございます!)、「ああ、このアルバムは好きかも…」と思って借りてみました。聴いてみましたが、やっぱりすごく好きなアルバムでした。メロディーがいいなと思う曲が多かったです。クレジットを見ると、どうも私はken曲が好みな感じだな…。『Tierra』の衝撃は私にとって特別すぎてこれと同列で語ることはできないけど、『AWAKE』の粒ぞろいの楽曲たちは私にラルクを見直すきっかけを与えてくれました。『AWAKE』はいいアルバムですね。アルバムの中では「LOST HEAVEN」「叙情詩」「My Dear」「twinkle, twinkle」がお気に入りです。 あとSyrup 16gのベストアルバム『静脈』『動脈』が出ていたのでこれも借りてきました。Syrup 16gは好きなのだけど、熱心に情報を追いかけているわけではないのでこんなベストアルバムが出ていたことに今まで気付かなかった。リッピングしつつ聴いていたけど、「今聴くべき音楽ではないかも…」と止めてaccessに切り替えました(やっぱaccessだよ、access)。「君に言いたい事はあるか そしてその根拠とは何だ 涙流してりゃ悲しいか 心なんて一生不安さ 君に存在価値はあるか そしてその根拠とは何だ」(生活)とかこういう歌詞を聴いて鬱になってる暇は今はないなと思いまして…。念のために言っておきますが、私はSyrup 16gが好きです。ネガティブ思考が基本、根暗人間なので。でも今は自己の存在で悩んでいる暇があったら手を動かせという感じなので、意図的に避けておきます。一段落ついたら、Syrup 16g聴きつつ鬱に浸るさ。。でもときたま聴きたくなるので、そんな時は「水色の風」をかけます。「消えないで 照れないで 君がいて 宇宙の中へ 見違えて キレイになって 透き通って 水色の風」。私はこの曲がすごく好きなのですが、よく聴いたらバンプの藤原基央がコーラスで参加してますね。「これ藤原の声じゃ…」と思ってググったら果たしてそうでした。 ★9月26日★ ★トルーマン・カポーティ『ローカル・カラー/観察記録』(ハヤカワepi文庫)を読了。カポーティの散文は、非常にいい。にわかにカポーティブームになり、『夜の樹』『遠い声 遠い部屋』をひっぱり出す。「ヤク中でアル中でホモで天才」と自ら公言して憚らなかったかポーティ。作品と本人キャラの落差が激しいが、そこがなかなか面白かったりする。実は『冷血』は読んだことがないので、今度はこれに挑戦してみようかな。 ★Syrup 16gを聴くまでもなく鬱。まぁ原因が何かはよくわかっているわけですが。ネットするのもだるいやという感じなので、更新が滞りそうです。 |
★
★ |
★
★
★ |