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★7月2日★ ★現在非常に取り込んでおります。アホみたいなスケジュールにした私が悪いのですが…ちょっとさすがにこれは厳しかったか。もうしばらく忙しさは続きます。今日はこれからプライヴなのですが、昨日下北で肉体労働をしてきたのでライヴ前から早くも腕や肩などの上半身がバキバキです(笑)。ううっ、つらい。下北には遊びに出かけたわけではないのだけど、せっかく来たのだからと好きなお店も少し覗いてきました。アンティークショップやリネンショップ、あとはロリータ系ブランドを取り扱っている古着屋などなど。ここで買い逃していたJane Marpleの去年の冬物(だったか秋物だったか)のスラブガーゼブラウス(生成)を見つけて「うわーん欲しい」と思ったり。くるみボタンやピンタック、そして全体の素朴な味わいがよかったです。次に行くまでには…残っていないだろうな。リネンショップは価格がそこそこ手頃ながら素敵だったので、今度買いに行こうと思いました。ポルトガル輸入の白く厚手の布に刺繍がほどこされたクッションがバー類が好み。まだまだお部屋改造計画は続きます。 The Velvet Teenの新作は聴き込んでいるうちになんだかよくなってきました。どちらかを選べと言われたら今の私の好みから言えば前の二作かな〜とは思うけど。今回のアルバムはエレクトロニクロック色が強く出ています。実は前作『Elysium』と『Cum Laude』の間ではドラマーが変わっていて、これもかなり大きいのでしょう。ものすごく強引な例えで言うと、プラでドラムが隆さんからぶっち君に変わったみたいな変化が起こっているのです。今のドラムの人は音が鋭く超絶テクニックの持ち主で、その叩きっぷりは「Building A Whale」などでも味わうことができます。アルバムで気に入っている曲は今のところ「Tokyoto」「Gyzmkid」あたりかな。来日公演はまだスケジュールは出ていないけれど、ぜひ一度生で見てみたいので行くつもりです。あと最近の読書。本は学業関係の資料以外はあまり読んでいないけど、この前『如月小春戯曲集』を借りてきたのでこちらを少しずつ読み進める予定です。 ★7月5日★ ★この頃さすがに頑張り過ぎだったのか、エネルギーが切れて二日ほど寝込んでました。何か盛られたのかと思うほどひたすら眠り続ける二日間。ようやくちょっと体力が回復しました。でもまだ学業がらみのが終わっていないので、肩の荷が降りるのはもう少し先かな。とりあえずこれを片付けてしまいます。落ち着いて日記が書けるのはその後になりそうです。とりあえずもろもろのことが終わったら、一日くらいゆっくり遊びに行きたいなぁ。 ★高柳誠『都市の肖像』を購入。こういう趣味関連の本は安価で探し出すことができるのに、研究関連の本が見つけられないのはなぜ…。 ★7月8日★ ★山は越えました。はぁ、疲れた。一応終わったものの燃え尽き症候群なのかまるっきり覇気がないので、回復するのにしばらくかかりそうです。私は疲れると「アウトプットができなくなる、コミュニケーションが取れなくなる」という困った人で日常生活や人間関係にいろいろと支障が出るので、さっさと回復したいなと思っています。もう少し元気になったら、メールのお返事などを開始しますね。いつも遅れて本当に申し訳ないです。ここ二日ほどはひたすら寝て、あとはヤグディン動画ばかり見ていました。最近他のスケーターの演技ばかり見ていたけれど、やっぱり私はヤグが好きだな。あのくどい演技&振り付けが合わない人もいるだろうけど、私はドラマティックな彼の演技が大好きです。好きなプログラムの感想などをまとめようと思ったけど、やっぱりアウトプットができないのでまた次の機会にでも。 ★私がわたわたしている間に世の中はすっかりセールモードのようで…。ラフォーレのセールは結構楽しみにしていたのだけど、先日トップスを少し買い足したし、切実に必要なものはなくなったのでパスしようかなと思っています。だいたい普段からプロパーで買っているわけだし。この前偶然春物のギンガムカゴバック(色はサックス)を安く見つけので、これがセールの代わりということで。ギンガムって実は苦手だけど、これは結構かわいいな。水色のおっきなリボンが爽やかでいいです。でもこう暑いとお洒落する気にもならんのよねー、正直。早く涼しくなってほしいものです。と呟いてみる7月初頭。 ★7月9日★ ★突発的に、お洋服ブログを作ってみました。最近日記でこの話題が多くて、ここを占領されるのは嫌だあと思っていたので。避難所を作ったので、ここは以前のような雰囲気に戻せたらなと思っています。本当はMovable Typeをインストールしているのでそれをカスタムしようと思ったけど、時間のなさとめんどくささに負けて既存のブログを使ってしまいました。まぁ、これでもいいや。あまり思い入れのない分、気楽に使えますね。 ★7月10日★ ★さて、新たな仕切り直し。少し時間はかかるかもしれないけど、ゆっくり自分のペースを取り戻していけばいいと思う。 ★ジョージ・マクドナルド「黄金の鍵」を読む。ため息が出るほど素晴らしい短編。物語は虹ではじまり、虹で終わる。マクドナルドは階段を好んだという。この作品の中にも、美しい螺旋階段のイメージが出現する。しかし、美しいのは螺旋階段だけではない。この世界の総てが不思議で、そして美しい。久しぶりに、書物を読む喜びを思い出させてくれた作品だ。 ★7月11日★ ★押し入れのダンボール箱の中から嶽本野ばら 『カフェー小品集』『ミシン』、そして美輪明宏『紫の履歴書』等々を発掘。見当たらないと思っていたらこんなところに仕舞い込んでいたのか…。久しぶりに再読しようと本棚へ運ぶ。最近私の調子が悪いのは、絶対活字を読んでいないからだと思う。もっと本を読むようにしなければ。感覚もことばも、このままでは衰えて鈍ったままだ。 ★YouTubeを見ていたらトホホなヤグディンインタビューを発見。2000年のNHK杯前のインタビューかな。彼は結局NHK杯は出なかったんでしたっけ?この時はあまりチェックしていないから、よくわからないな…。それはともかく、もうなんというか、一番やんちゃで生意気盛りだった頃の彼の姿がばっちり映し出されています。手に包帯を巻いていますが、あれは練習でうまくジャンプが飛べなくてイラついて壁を殴ったら骨折してしまった…といういかにもなエピソードつきの怪我です。自伝では手が壁にぶつかった…と書いているけど、正しくは殴ったんですよ、殴ったの。いろいろな意味でしょっぱいインタビューですが(ナレーションがしょっぱさを際立たせている)、生意気盛りの10代の彼の表情を見て「これでこそヤグ様…」と思ってしまった私なのです。まだ王者の風格を身につける前の(この時点でも実績自体は充分すごかったわけですが)、生意気悪ガキ爆発時代。トホホな気分になりつつも、「少年っぽい表情がかわいいなぁ」と見入ってしまいました。ピンクのジャケットとニット帽姿といい、「萎えヤグ」(そしてそれが萌えに転じてしまうのがヤグヲタの悲しいところ)を堪能したい方にはおすすめの映像です。ヤグの名誉のために付け加えておけば、インタビューの中では散々な取り上げられ方をしているものの、彼はこの後ヨーロッパ選手権では負けてしまったプルシェンコを下し、三度目の世界選手権連覇を果たします。ヤグディンの本当の試練はこの翌シーズン、プルシェンコに負けまくった2000-2001年でした。 ★さて、今日はAPOGEEの出演する対バンイベントへ出かけてきます。レポは…書けそうだったら書くつもりです。初APOGEEライヴ、楽しみです。 ★7月12日★ ★ロード・ダンセイニ『エルフランドの王女』を購入。以前図書館で借りて読んだけれど、実は持っていなかったという一冊。月刊ペン社の妖精文庫シリーズの方を買ったのがささやかなこだわり、かな。現実が幻想に異化する瞬間が好きと言いながら、最近別世界物語ばかり読んでいる自分。嫌なのかもね、今の現実が。そうさ、何もかもが嫌さ。自分のことも大嫌いさ。それでも毎日は続いていく。 ★浅田真央ちゃん&舞ちゃんのSPの振り付けがニコライ・モロゾフとは!うひゃあ、予想外。でも楽しみだわ〜。モロゾフといえばトリノ金の荒川さんの振り付け&コーチ、あとはソルトレイク金のヤグディンの「Winter」「仮面の男」の振り付け(でもこれはタラソワとの共作だからモロゾフオンリーではないかな)等で有名ですね。FSは先シーズン同様ローリー振り付けのようで。先シーズンはSP・FS共にローリーで真央ちゃんのプログラム自体はちょっと失敗、というよりあまりにも子供っぽい振り付けでどうもなと思っていたので、この選択は非常にうれしいです。まぁモロプロも当たり外れはありますが、それでもやっぱり期待してしまいます。舞ちゃんはかなりモロプロとは相性がよさそう。真央ちゃんはちょっと想像がつかないのだけど、ステップなどで魅せてくれたらいいなー。ちなみに真央ちゃんの今までのプログラムで一番好きなのは、2004-2005シーズンのSP「虹の彼方に」です。「オズの魔法使い」の音楽で、鮮やかなブルーの衣装とも相まってとても素敵でした。変に大人ぶらず、でも子供っぽくもなく、14歳の少女が演じるにふさわしい等身大のファンタジーという感じでした。この演技を見て、「こんなに小さく華奢な少女がこうも強靭なジャンパーだなんて」と海外の解説者に褒められていた姿が印象的です。はぁぁ、それにしてもプログラムお披露目になるDOIに行けないのが無念。今年は全日本選手権も行けないし(時期が時期だから)、世界選手権まではひたすら我慢の子です。切ない。あ、でもNHK杯は行くかも(苦笑)。でも長野だよ、長野。おまけに12月。冷静になるんだ、自分。 ★APOGEEは期待通りよかったです。惚れたぜ。簡単なメモは明日アップします。8月27日の対バンも行くつもり。 ★7月14日★ ★マルシア=ガルケスの短編を読む。「無垢なエレンディラと無情な祖母の信じがたい悲惨の物語」「失われた時の海」「この世でいちばん美しい水死人」。『百年の孤独』を読んだ時にも思ったのだが、「ガルケスはすごい作家だ、素晴らしい作品だ」というのは非常にわかるけどそれが好みかと言われると「うーん…」と答えざるを得ない。面白いとは思うしすごいとは思うけど、自分のツボど真ん中からは外れていると言うべきか。これは私がラテンアメリカ文学に疎いせいもあるのかなとは思う。魔術的リアリズムとかも正直よくわからないし。まぁいつかは見方が変わるかもしれない。そういえば『百年の孤独』が新訳で出版されたのに読んでないなぁ。そのうち挑戦してみよう。 ★同居人が「Handy HOMESTAR」をプレゼントしてくれた。こんなかわいい商品が発売されていたとは。ちいちゃなちいちゃなプラネタリウム。星座と星空、二枚のカートリッジがついている。中を覗き込むと、そこには宇宙が。眺めていて、ふと「銀河鉄道の夜」の冒頭シーンを思い出した。カートリッジが回転するなどもう少し細かいギミックがあればなおよかったのだが、1050円という値段では難しいか。それはともかく、卓上宇宙を手に入れたので、これからはもう少し心穏やかに暮らせそう。つらくなったら、星を眺めればいい。 ★織田信成選手の今年のSPは「Fly Me To The Moon」だとか。知った瞬間「ああ、エヴァのエンディングの曲ね。綾波のくるくる回るシルエットがきれいだったな」と思った私はヲタです、はい。次に浮かんだのが竹宮惠子の『私を月までつれてって』。これも漫画だってば。昨シーズンの「セビリアの理髪師」は織田選手にある明るさとコミカルさを目一杯引き出したいいプログラムだったし続行かなと思っていたけれど、今までにはない新しいものに挑戦してきましたね。その攻めの姿勢が好きです。しっとりとした雰囲気の曲をどのようにこなすのか、今から楽しみ。対して高橋選手のFSは「オペラ座の怪人」か。こちらはめちゃめちゃはまりそうだなー。私は織田選手の演技の方が好みなのでどうしてもこちらを贔屓して「織田君がんばれ!」な気持ちなのだけど、日本のツートップの二人で競い合いながら実力を伸ばしてもらいたいものです。FSも「座頭市」から変えると思うけど何にするんだろうな。新プロの情報であれこれ想像するのもオフシーズンの楽しみの一つですね。 ★7月15日★ ★『ハチミツとクローバー』9巻を購入。怒濤のシリアス展開。9巻のラストは森田好きの私としては願ってもいない展開なのだが、コミックには収録されていない雑誌連載でこの後の絶句するストーリーを知っているだけに、非常に気持ちは複雑。さすがにネタバレするのは憚られるけど、それは………どうなの、と心底思っている。いろいろ言いたいことがあるけど、それは次巻が出てからにしよう。9巻だけを単体で見るなら、非常に好きだ。でもその後の展開がどうにもこうにも許せない。今はまだ、許せない。 私がハチクロで好きなキャラクターは、森田忍と竹本だ。そして9巻で登場したカオルと忍兄弟をはじめ、森田家の話しにはっとした。ああそうなんだ。私は明らかにカオルタイプなのだ。だから森田忍に惹かれるのだろう。これは、二次元での話しだから。私はどうやっても、光の方に進めない。「持たざるもの」「愛されざるもの」。なんだか痛いや。 ★FREENOTE presents 「It's
like this Vol.6」@下北沢 CLUB QUE 会場は下北。開演時間に間に合うように家を出た…まではよかったが、夜の下北にて例のビョーキが発症。そう、強烈な方向音痴(苦笑)。夜の帳が降りた後の入り組んだ路地は私の敵だ。すっかり方向がわからなくなり、半泣き状態で路上を彷徨う私。25分ほどかけてなんとかCLUB QUEに到着したが、この時点で開演時間を15分くらいオーバー。3バンドあるし最初は大丈夫だろうと思いつつチケを切ってもらっていたら、モニタに流れている曲は「夜間飛行」。「えっウソ、APOGEEがトップバッター?」と再び半泣き状態になりながら会場に潜り込む。超満員で、ステージが見える場所なんて確保できるわけもなく、なんとか後方に居場所を見つける。APOGEEに遅刻したショックやら自分に対する腹立たしさで、最初の方はかなりぼーっとしていて正直ライヴどころではなかった。おまけに私が知っている曲はシングル「夜間飛行」「ゴースト・ソング」に収録されている4曲だけなので、セットリストも不明。初見の曲が半分以上だった。 とまぁこんなグダグダな状態だったわけですが、もう少しライヴの補足を。ステージはあまりよく見えなかったのだが、シンセサイザーの大城さんの近くに地球儀が置いてあるのがちらりと見えた。あれが噂の地球儀か。永野さんのボーカルは上手く、ライヴでも変わらぬ歌唱力に惚れ惚れ。自分の気持ちが落ち着いてステージになじんでくると、APOGEEというバンドの演奏力の高さに本当に驚かされる。これが新人バンドなのか。大好きな「DEATH HEAT」のリズム、「GIRAFFE」と紹介された非常に印象的な曲、その他何もかもが素晴らしかった。圧巻だったのはラストの一曲(Graymanという曲だったらしい)。それまでのクールな感じが消えて、何やら不穏な気配がステージに漂う。この曲はなんだか雰囲気がおかしい。どこか怖い。と思いつつステージを眺めていたら、ベースの内垣さんがベースを手でバンバン叩いて音を出す。そしてその後、曲のラストでそれは起こった。永野さんと内垣さんがくるりと後ろを向いたかと思うと、突如間野さんのドラムセットに襲いかかる。そしてドラムを壊しかねない勢いでガンガンシンバルをたたき出す。その豹変っぷりに、心臓が止まるかと思った。こ、こわ!そしてまた再び何事もなかったようにステージへと向き、「ありがと」とにこやかにライブは終わった。なんなんだ、これは…。キレキレだよ。攻撃的だよ。かっこよすぎるよ。というわけで、私は一瞬でこのバンドに恋に落ちたのでした(笑)。それにしても拳一つ突き上げさせるわけでもなく、こうまで会場を飲み込んでしまうとは。観客をさらりと自分たちの世界に引き込むその存在感、そして確かな演奏力、面白い楽曲に舌を巻きました。APOGEE、すごい。APOGEE、大物。追いかけたいバンドが、また一つ増えました。APOGEE目当てで8月27日の「スペースシャワー列伝 噛噛の宴」のチケも買っちゃった。次こそは、もう少しまともなレポを。 APOGEEのオフィシャルサイトはこちらから。PVがDISCOGRAPHYにてフル視聴可能です。PV、すごく変(褒めてます)。おすすめです。 |
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