3月1日

出発前が修羅場で日記もろくに書けなくて告知ができなかったのですが、2月25日〜3月1日まで京都へ行ってきました。雨&寒さと天気には全く恵まれませんでしたが、久しぶりの京都は本当によかったです。これからはまた、一年に一度くらいは通いたいです。京都旅行日記は全部は書いていませんが、数日分は2月の日記にアップしておきました。

さて、1日の夜に家に帰ってきたわけですが明日から一泊二日で日光に行ってきます。また旅行かよ!って感じですね。大学主催で、旅費はタダ…というのに釣られました(笑)。荷物を解く暇もなく、また荷造りです。

家に帰ってきてポストを見たら、注文していた井辻朱美の歌集『地球追放』(沖積舎)が届いていました。『井辻朱美歌集』は所有していてその中にこれも収録されていたのだけど、やっぱり単体としての歌集も欲しくて、本買い熱が復活した記念に購入しました。「地球追放」というタイトルがいいですよね。旅行から戻ってきたら、ゆっくり再読しようと思っています。


3月3日

日光から帰ってきました。寒かったけど、楽しかったです。無理をしてでも行ってよかった!日光のことは基本的には日記に書かないつもりだけど、気が向いたら少し追加します。そして日光の後はZEPPでELLEGARDENのライヴ。ライヴ自体はよかったと思います。ただ仕方ない理由とはいえ、「Middle Of Nowhere」が中断したのはなんとも残念…。エルレについては、後日プラ日誌の方に少し書くかも。さて、明日からバンプの2daysです。指定席でよかった…と心底思ってます。これで二日間ともスタンディングだったら、さすがに死ぬ。。

今日、注文していた本が届いた。ベルナール・フォコンの本『最後の肖像』。素晴らしい写真集『夏休み』で使われたマネキン人形たちのカタログだ。この本とフォコンについては語りたいことがたくさんあるので、また数日後にでも日記で取り上げる予定。私はフォコン本のコレクターで、日本で出版されている本は一通り揃っていると思っていました。でも、こんな本があったのです。レア品をあっさり見つけられるあたり、ネットは便利だなあと思います。それにしても一度本を買い出すと、止まらなくなる私です。蔵書が床に積み上がっていく…いい加減本棚を一つ増やさないと。


3月4日

バンプのライヴの初日、行ってきました。バンプのライヴは初めてだったのですが、予想に反してよかったです。楽しみにはしていたのだけど、演奏下手とかファンが痛いとかいろいろ言われていて、かなり身構えていたけどそこまでではなかったですね。うん、すごくすごく楽しかった。今は忙しいのと明日も続くので、今日の日記はごく簡単に。インディーズ時代の音源に入っている「リリィ」が聴けたのがうれしかったな。あとは「ハルジオン」も好きな曲だからやってくれてよかった。藤原の声がとても好きです。音源より、ずっといい。明日も楽しみです。

セットリスト
01.カルマ 02.Stage of the ground 03. sailingday 04.プラネタリウム 05.リリィ 06.リトルブレイバー 07.ギルド 08.太陽 09.embrace 10.銀河鉄道 11.天体観測 12.ダイヤモンド 13.ハルジオン 14.fire sign 15.supernova 16.オンリーロンリーグローリー
EN1 17.スノースマイル
EN2 18.ガラスのブルース

ライヴに行く前にJaneに寄って予約品を引き取ってきました。店頭で見たら、やっぱり春物もかわいい…。出費が嵩みそうで怖いです。今年の春は私は断然ドンルが好きだなあ。と言いつつ、ジェーンの麦わら帽子を買いましたけど。季節になったら、ガンガンかぶります。それにしてもアホっぽい日記ですね。最近の私はとても疲れているのです。あまりに疲れすぎていて、頭がまともに働きません。精神的にもあんまりよろしくないかな…。だからこそ、バンプのライヴが救いになっている。


3月6日

バンプ2days終了。楽しかったという気持ちが大きいですが、と同時にバンドとファンの間の関係について思うところの多い二日間でした。このあたりのことはきっちり日記で書いていこうと思いますが、今はもう疲れきっていて、おまけに他にもやらないといけないことがたくさんあるし、とりあえずコメントは数日後くらいに書きます。もうヘロヘロです。

ライヴにかまけていて日記には書けなかった最近の出来事を。今月号の装苑を購入。マリンルックは大好きだしかわいいけど、私は今年はペールピンクとかラベンダーなどのかわいい色に手を出したい気分です。うーん、どうしたんだろう。ジェーンのリバティプリントのスカート(ピンク)を予約しておけばよかったなと後悔しています。あっという間に完売してしまった…。今年の春は、かわいめな感じと色で(あくまで当社比ですが)頑張ってみようと思っています。

あと出遅れてしまったけど、久世光彦氏急死のニュース。大変驚きました。私はテレビは全く見ないので、自分の中ではプロデューサーとしての側面は全然わからず「作家」として見ていました。最近は前ほどよい読者ではなくなっていたけど、それでもなんだかんだ言って本の大半は読んでいると思います。久世光彦の本を通じて久坂葉子、野溝七生子など多数の人を知ることができたし、また美的感覚にも絶大な影響を受けました。昭和幻燈館。黄昏の昭和のなかに生き続けた人でした。ご冥福をお祈りします。


3月7日

午前中は報告書提出のために部屋で作業をし、それを届けるために午後から外出。久しぶりに丸ノ内を歩きました。報告書を提出後、そのまま東京駅へ行き新宿へ。新宿ジェーンを見て、コルセットのお店を見て(百合ゴブランのコルセットがとても好み。秋まで残っているかな…)、Lois Crayonで春のカタログをいただく。カタログに載っているお洋服自体はそんなにツボらないけど、店頭に並んでいる春物は落ち着いたかわいらしさのあるアイテムが多くてよかったです。今回のロイスのカタログはデザインや雰囲気が好みだな。あと「旅する切手」のゼムマイカンパニーが載っていてうれしい。ゼムマイカンパニーの切手をコラージュしたポストカードは何枚も持っています。数年前、BUNKAMURAの書店で開催されていた展覧会の時に買いました。とまあ、目の保養をしてボロボロになった体に乙女パワーを充填してきました。乙女といえば、黒色すみれの演奏会「春待ち乙女の裏手帖」のチケを予約しました。楽しみです、うふふ。


3月9日

最近忙しくて日記を書くことができません。単純に時間がないというよりは、精神的に一杯一杯なようで…。読書もぼちぼちしていますが、勉強がらみのものがほとんどだし、それすらもはかどっていないし。いろいろな意味で自分のダメさ加減を実感しています。あー死ねばいいのに。自己嫌悪にはバンプが一番ということで、最近はひたすらバンプです。堕ちている時は「太陽」や「ギルド」を聴きたくなる。「例えば笑ってみろよ こっちもひたすら笑えるさ 空のライトが照らしてくれた 僕には少し眩しすぎた そして誰もが口を揃えて 「影しか見えない」 と言った」(太陽)。じくじくと病んだ心が腐っていくけれど、一歩外に出れば何事もなく笑うことができるから、春の明るい光は嫌いじゃない。

そういえばプラの新曲のタイトルが発表されて、それが「ナミダドロップ」。最初に見た瞬間は「げげげ、どポップ!」と思って好きじゃなかったのだけど、一晩経ってみればこういうのもありかなあと思ってみたり。最初に印象が悪かったのは、「三十路バンドのくせに「ナミダドロップ」なんてかわいこぶるな!」と思ったからかと(笑)。いや、でもそんなプラがなんだかんだ言って好きです。いまだに20代にしか見えないメンバーとバンド独特の雰囲気が好きです。今年のFCイベントに「ドキッ!!プラちゃんのバレンタイン大作戦!!」とタイトルをつけてファンを激萎えさせるリーダー(今年で36歳)を筆頭に、かわいらしい方たちが揃っています(頼むから来年はまともなタイトルにしてください…)。「ナミダドロップ」は、儚くて、かわいくて、どこか寂しくて。プラっぽいメロディーと歌詞に仕上がっているといいなあと期待しています。あまりポップすぎず、ほんのりと寂しさのある曲だとうれしいな。


3月10日

大学に出かけたら前期の合格発表の現場と出くわしてしまい、よろよろしながら人ごみを通り抜ける羽目に。去年もたまたま学校に来ていてこの現場と出くわしてしまったのだけど、何度見ても慣れないや、この風景。いろいろと用事をこなした後、御茶ノ水へ移動。丸善で新刊をチェックして(最近のちくま文庫・ちくま学芸文庫は絶好調すぎて困る)、その後は担々麺のお店へ連れていってもらう。担々麺も杏仁豆腐もおいしかったです〜。また今度行こうと思います。そして御茶ノ水からラフォーレへ移動。ジェーンでお引き取り。パンジースカート、買ってしまいました。色はラベンダーで長さは膝下。春らしくて、長く着れそうなデザイン。大事に着るつもりです。それにしてもパンジーかわいいよパンジー。カタログの時点で盛り上がっている周囲にも関わらず「パンジーねぇ、ふーん…」と何一つ予約しなかった私だけど、店頭で見たらとってもかわいかったです。買えてよかった。そして最後はブックオフへ。漫画をたくさん買いました。そうそう、今月号のコミックビームを買ったらエマが次回で最終回とか。そろそろ終わるだろうなあとは思っていたけど、あまりにも早すぎ。物語はまとまりそうだけど、もう少しスローなテンポでもよかったのにな。


3月12日

岩井志摩子『女學校』(中公文庫)を読了。大正浪漫、耽美。ひっかかる部分もあるけれど、基本的には好きな世界だと思う。

今日も飲み会。明日も飲み会。その他にもスケジュールが詰まっていて、忙しい毎日です。学業も頑張らなければ…。


3月13日

最近行動に日記が追いつかない…。とりあえず簡単にメモ。12日、啓祐堂にて神村泰代さんのオルゴスコープを見る。そしてSWAN MUSIC BOXを購入。帰宅すると、注文していた詩集杉本徹『十字公園』(ふらんす堂)が届いている。うれしい。


3月14日

印刷博物館にて「世界で最も美しい本1991ー2005」と「アンデルセン生誕200年展」を見る。本の方は実際手に取ってめくってみたり触ったりできるのが楽しい。いろいろなデザインがあるなあ。外国の展覧会の図録はやたら凝っているものが多い印象。私はやっぱり本や紙が好きだから、印刷物のデザインに一番興味があります。仕事にしようとは全然思っていないけど(そもそもそんなセンスも才能もありませんから)、これからもたくさんのデザインを見て自分なりにエッセンスを吸収できたらいいな。アンデルセン展は展示空間の作り方がイマイチでその点は残念。でも中身はかなりみっちりでした。日本で出版されたアンデルセン本の展示が充実していたし、見ていて面白かったです。

その後、谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催中の宮島達男展へ。小さなLEDには宮島作品の特徴である数字が浮かび上がる。そのLEDを繋ぎ合わせているのは、ごく細い針金だ。どちらかというと硬質さ・無機質さ・壮大さを感じることが多かった今までの宮島作品のなかでは、とても繊細な印象。ぼーっと眺めていて「フラジャイルな感じがする」という感想を漏らしたのが、あとでよく見てみればこの展覧会の名前が「FRAGILE」だった(実は知らなかった)。ああ、ドンピシャだ。私が一番気に入ったのは、入口から入ってすぐのところに置かれている作品。水槽の中には、透明なガラスボールに包まれたLEDが海中植物のように生えている。上から覗き込むと、四方のガラスにその姿が反射し、閉じた小さな世界は幾重にも広がって見える。ときおり、底からあぶくが出る。水面が揺らぐ、細い針金で支えられたLEDが振動する。つかの間の撹乱。やがて、揺れはおさまる。また水槽の中には、完璧な調和と静寂が戻る。未来的な植物のようなLEDの姿も、透明な水を通して見るという仕掛けも、とても好みだった。アクアリム好きにはたまらない作品です。ちなみに今月号の装苑には宮島達男特集が載っています。行く前にあまり記事は読みたくなくてわざと飛ばしていたので、これからじっくり読んでみようと思っています。

今日は、もうすぐアメリカへ旅立たれてしまう方とご一緒させていただきました。一人で見る展覧会も気楽でいいけれど、共通言語がたくさんある方と一緒だと楽しさが倍増だということを実感しました。本当に、楽しい一日でした。ぜひまた、谷中を一緒に歩きましょう。

 

 

 

 

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