6月17日

6月16日。Plastic Treeの「赤い眼のミッフィー」ツアーのファイナル。前回私が行ったのはチッタでこの日は初日だなーという出来だったのだけど、今回はメンバーもすっかりライヴのカンを取り戻していたのか激しい曲が楽しく楽しくて、めちゃめちゃ燃えました。私は普段はかなり大人しく見ている人なのだけど、この日は後半の怒濤の流れに突入するスイッチ的な曲「Cell」のイントロで何かがプチンと弾け飛んだらしく、ものすごい勢いで飛び跳ねて頭を振ってしまいました。ちょうど柵のところにいたから掴まるものがあってバランスが取りやすかったというのもあるのだろうけど、よくもまあ後半あんなに暴れたもんだ。自分が一番びっくり。サイコガーデンまでずっとそんな感じで、アンコール待ちの時にはすっかり汗だくになっていた。落ち着いて冷静になると、なんであんなにヘドバンしまくっていたんだろうみたいな、自分でもよくわからない状況に。きっと色々たまってたんだろうな、学校のこととか…。この日のライヴは本当に楽しくて、メンバーもすごく楽しそうで、忘れられない日になりました。開演前に余興としてピエロが出てきて芸をしてくれた。そしてアンコールでは「サーカス」。ステージセットといい絶対サーカスを意識しているのになんでこの曲をやってくれないのか、ずっともどかしかった。そしてやっと姿を見せたこのツアーの隠れた核。これでようやく繋がった。演奏を聴きながら、そんなことを想った。

ぶっちゃけこの日は論文ゼミをさぼって出かけたのだけど(ただでさえ出来の悪い学生なのにさらに論文ゼミさぼるってどういう了見なんでしょうねー)、もう全く悔いなし。こういうのがあるから私は生きていけるの。頑張ろうって思えるの。落ち込んで落ち込んでドン底で、それでもなんとかこの状況を抜け出したいと思うのは好きなものがたくさんあるから。Plastic Treeもその中の一つ。すさみきって自棄になってしまいそうな毎日だけど、そこは踏みとどまって頑張るよ。最高に楽しいライヴでした。毎回終わるとそれなりに楽しいなとは思っているけれど、この日ほど強い気持ちを抱ける日はそうそうないだろうというくらい特別な日でした。大好きな気持ちを改めて確認できて幸せです。


6月18日

ここ数日あちこちのブログで見かけるMusical Baton、すごい勢いで流行っているなあと他人事のように眺めていたら、なんとゆきちさんよりバトンを渡されてしまいました。ゆきちさん、声をかけてくださってありがとうございます。土日月と予定がびっしりなので回答は火曜日になってしまうかもしれませんが、必ず…。プラのライヴ直後とあって、プラに偏った回答になりそうな予感。でもその他ジャンルの音楽も大好きなので、いろいろ思い出しながら答えてみようと思っています。一番のネックは次のバトンをどなたへ渡すかですね。ブログも使わずいまだに日記はHTML・掲示板もなしの超引きこもり運営をしているせいで他の方々と全然交流がなくて、5人は絶対無理です。お二方くらいでお茶を濁す…っていうのはダメなんでしょうか。5人にすら回せないのかって呆れる人も多いでしょうが、自分でも呆れました。。人見知り&引きこもり、少し直さないとダメだな。

最近の読書は相変わらず学業関連の勉強本です。詳しくは書かないけど、いろいろ面白い本があったな。趣味の読書じゃなくていいから、2週間くらいゆっくり本を読んでじっくり考える時間が欲しいです。悩みすぎて何をどうしたいのかすらわからなくなってしまった修論計画。頭が痛い。最近読書日記を書くことができなくて本当に申し訳ないです。M1の間はひょっとするとずっとこんな感じかも。ずっと前から読書サイトではなくなっていたとはいえ、日記に趣味本のことを書けないのは自分でも寂しいです。


Musical Baton

1.コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
6GB。あんまり多くないです。iPodを音楽ファイル用の外付けHDDとして使用しているのだけど、それが現在11GBくらいかな。

2.今聞いている曲
新居昭乃さんあたりをぐるぐると。ライヴの予習を…と思っていたのだけど、課題が終わらない&体力がもたないので、19日のライヴはすごく悩んで見送るかも。横浜&おそらくスタンディングというのがネックです。どうしようかなあ。行きたいけど、時間的には絶対無理だ…。

3.最後に買った CD
Plastic Treeの最新シングル「讃美歌」。自分的にはシングルとしては久々の大ヒットだったし、CDエクストラとして入っているPVもとてもよい出来でお気に入り。

4.よく聞く、または特別な思い入れのある 5 曲
特別な思い入れのある5曲にします。今の自分にとって思い入れのある5曲というより、昔の自分と強く関わりのある5曲に絞ってみました。今の自分の音楽とは繋がらないものが多いです。でもこのあたりの話しはほとんどしたことがないので、かえって面白いかと。音楽的には断絶があるのですが、自分の感性のルーツという意味では通じる部分があると思います。

・「天空の城ラピュタ サウンドトラック」
曲じゃなくてアルバムで申し訳ないのですが…。私が初めて買ったCDです。小学生の頃でした。それまではカセットだったので、円盤状でピカピカしたCDという物質自体が目新しくとても印象に残っています。最初の「空から降ってきた少女」のイントロが流れてきた時、CDのクリアで鮮明な音、そして大好きなラピュタの音楽を繰り返し部屋で聴けるということがどうしようもなくうれしかったことを覚えています。大人になってからは「紅の豚」に惹かれることが多いのですが(中学生の頃は「つまんない!」と思ったものでしたが)、それでもやっぱり自分的にジブリ作品でナンバーワンはラピュタです。でもネットでムスカ関連のあんなものやそんなものを見すぎたため、最近はネタ的な視点でしかラピュタを見れない自分がいます。すっかり汚れてしまった、とほほ。

・谷村有美「ときめきをBelieve」
なぜかタニムラ好きな中学生でした。彼女のポジションはシンガーソングライターとアイドルの微妙な境界線上で、普通に考えて中学生の私がなぜ気に入っていたのかとっても謎なのですが。今でもどうして好きだったのかよくわからないです。中学生の頃タニムラのコンサートを聴きに行ったことがあります。札幌の厚生年金会館、懐かしいなあ。この曲は「世界不思議発見」のエンディングテーマになっていた曲で、明るい励ましソングという感じなのかな。彼女の声の高さをいかしたメロディーが好きでした。高校生になってから谷村さんは全く聴かなくなったし今もやっぱり聴かないのだけど、なんだか忘れられないですね…。谷村さんの曲であと思い入れがあるのは「Tonight」。夜だから。夜が好きだから。

WANDS「星のない空の下で」
中学生の頃はBEING全盛期で、ヒットチャートの上位を占めていました。この頃はわりと流行ものを聴いていた時期なので、ビーイングは結構聴いてました。その中でも思い入れが強いのがWANDSの「星のない空の下で」。実は私の中で、この曲は具体的な都市のイメージと結びつきます。それはシカゴ。子供の頃はアメリカに住んでいて、日本に帰国して以来一度だけ旅行としてアメリカへ行ったのですが、それが中2の時のことです。その時の飛行機の中で、ずっとこの曲を聴いていました。星が好きで、星のない空の下というのは都会のイメージで、都会というのは私にとってシカゴだったのです。このあたりは話すとものすごく長くなるので今回は省略。昔の日記で内田善美の『星の時計のLiddell』と結びつけて少し書いたことがあるのだけど、いつの日記だったかな。自分でももう覚えていない。でも確かこの時の旅行では、シカゴには立ち寄っていないはず。なので私は子供の頃の記憶をもとに、シカゴのビル街の夜景を見上げながらこの曲を聴いているイメージを勝手に作り上げたに違いない。この記憶の歪みは一体どこで生じたのだろう。星の見えない東京で暮らしていて、ときどき架空の都市のイメージが強烈に私に襲いかかってきます。それはある意味日野啓三的な、長野まゆみ的な、絶望的なまでに美しい夜のビルディングです。それが私の中の「シカゴ」なのです。

・ラヴェル「亡き王女のためのパヴァーヌ」
クラシック曲です。 ピアノ曲で、私は勝手に夜のイメージを抱いています。私は子供の頃とても暗い子だったので(今でも充分暗いですが)、こういう音楽をぼうっと聴きながら「恐竜が生きていた時代の地球はどんな様子だったのだろう」とか「今この瞬間でも遠い宇宙で渦巻き銀河が衝突しているんだ」と頭の中で考えていたという、まあそんな幼年時代&思春期を過ごしました。そりゃあ友達出来ないですよね…。この曲にある幻想的でベールに包まれたような死のイメージ、そして静寂と淋しさが好きです。自分が明らかに夜属性の人間だというのは、この頃から自覚していました。この美しい曲を一度でいいからピアノで弾いてみたいと思っていたのだけれど、小6でピアノをやめてしまった私には絶対無理です。今はもう楽譜すら読めないと思う。それでもたまに思うのです。この曲を弾けたら、どんなにか素敵だろう、と。

・Plastic Tree「サーカス」
ここまでは中学生頃までの話し。そしていきなり10年以上も飛んで現在に至る。最近の日記でよくプラプラ書いているからコメントは必要ないかと思うけど、一応紹介。Plastic Treeはヴィジュアル系というカテゴリーに分類される、4人組のバンドです。ヴィジュアル系はメイクや衣装、あとは容姿などある種音楽とは関係のない要素が音楽と同じくらい重要なウエイトを占めるであろう独特なジャンルです。この領域を好きになるなんて、自分でも全然思っていなかった。そのくらいプラを好きになるというのは自分の中で大きな変化でした。このバンドの作る音楽にとても惹かれています。そして、あのライヴ空間。思い入れのある曲はたくさんあるのですが、先日のライヴの余韻から「サーカス」を選びました。

5.バトンを渡す 5 名
一番困る問題です。さてさて。

TOPOTOPOT…小鳥遊夏月さん
普段から一緒にライヴに出かけたり、音源を交換したりと、いつもお世話になっています。インターネットを通じてお友達になるというのは不思議なもので、頻繁に連絡を取るわけではないのにお互いの日記で近況を把握しあっているので、会うのはごくたまにでもそのブランクを感じません。近くにいても遠い人より、遠い人の方が近いのです。

torico*roll…toricoさん
ある意味運命的な出会い。共通言語が多すぎて一体何から話したらいいのか困ってしまうというのは、そうそうあることではありません。共通点は多いけど、音楽に関しては私よりたくさん聴いていて抽斗が多い印象です。これからも面白いものをいろいろ教えてください。そしてプラ仙台、ぜひ実現させましょう。

BAROQUE MIDNIGHT / GOTHIC TWILIGHT…森山樹さん
二度ほどメールをやり取りしただけで交流があるわけではないのでちょっと気が引けるのですが…。購入する本や聴いている音楽は直接は重なりませんが、興味の持ち方や関心の広がり方などに共通点があるのではないかなと思っています。PCが故障中だそうでたぶん見ていないとは思いますが、回答を拝見したいなと思ってバトンをお渡しします。

東京brary日乗…braryさん
実は大学院の同級生です。修士論文のテーマや問題関心などがかなり近くて、でも私より明確に物事を捉えて鋭い問題意識を持っている方で、お話するのがとても楽しいです。これからも宜しくお願いしますという気持ちを込めて。

インターネット読書日記…やましたこうしんさん
私がネットを始めた最初期から交流のある方です。直接メールのやり取りをしなくても、ずっと会っていなくても、繋がっている感覚を持っています。年齢も随分離れていますが、思えば不思議なご縁だな、と。足穂がきっかけとなった出会いで、私は今でも変わらずあのエピグラフをサイトに掲げています。

私の日記はブログじゃないのでトラバを打つことができなくてリンクだけです。これじゃあちゃんとバトンを渡せないですね。もう完全に時流に乗り遅れてる…。でもまあ、いくらブログが流行ろうとこの日記の方式は変えませんけど。以上、長々と読んでくださってありがとうございました。


6月20日

結局新居昭乃さんのライヴは見送ってしまった。行きたかったのだけど、どう考えても体力がもたないし家でやることもあるし…。整番わりとよかったから前で見れたはずだし、ベースも渡辺等さんだし、行けなかったのは本当に悔しい。嗚呼、無念。やっぱり金・土・日と三日連続で予定を入れるのはダメだ。前も全く同じパターンで日曜のライヴをキャンセルしてしまったし。いい加減学習しなくては。

残像現象。残像幻想。明らかに心の一部が壊れてるなあと感じる今日この頃。最近ずっとこんな調子ですみません。鬱々とした日記を書くより更新止めちゃった方がいいのかなとも思ったりするけど、それはそれでどうかと思うし、ある程度正直な気持ちを書いている方が私も少しは楽になるのではないかなと。最近は本を読む気力もあまりなくて、暇な時は部屋の本棚をぼーっと眺めています。もう少し元気になったら小林健二さんの『ぼくらの鉱石ラジオ』を読み直したいです。それにしても私は本当に、弱くてダメね。自己嫌悪。

今日は久しぶりにベルナール・フォコンの写真集『SUMMER CAMP』を取り出して眺めてみた。フォコンは大好きな写真家。この本と、日本で出版された『飛ぶ紙』が私の宝物。「ぼくは写真とマネキン人形を同時に発見した。魔法の方程式を解く予感、つまりリュベロンという場所、6×6(正方形)、色、子供のマネキン人形、そして特異な現実の抽象こそが、写真なのだ」。「すべては夏に始まる。夏は降りてゆくことのできる底辺とよりかかることのできる支柱を持っていて、人は郷愁から遠ざかる推進機を新たに作動することができる。ひとつの愛が、ひとつの作品が、夏に始まる。ぼくは6月の最後の週の狂気が好きだ。ぼくの映像は夏の灼熱からゆっくり生まれ出てくる。」これは、『飛ぶ紙』の写真に添えられているエピグラフの一部。夏になると、フォコンに恋いこがれる。永遠の夏休み。この熱狂と幸福、そしてノスタルジー。


6月21日

昨日手に取ったフォコンの写真集の残像が頭の中でチカチカする。触発されて、思わず長野まゆみの『テレヴィジョン・シティ』を手に取る。一番影響を受けたのは『天体議会』だし、『夏帽子』のような静かな物語も大好きだが、どの作品が一番好きかと言われたら少し迷いつつも結局『テレヴィジョン・シティ』と答えてしまうだろう。テレヴィジョンの幻影しかない空っぽなビルディング、碧い惑星への憧憬、そしてドォムと海。映像と音声が一致しない、歪められた感覚も面白かった。気持ちが暗くなる本だし、何度読んでも根本的には理解できない不可解さと後味の悪さがつきまとうが、それでもどうしようもなくこの作品が好き。久しぶりに通読してみたくなり、現在再読中。忙しいし、厚い文庫で上下巻なので読み終わるまでしばらくかかりそう。でも再読はとても楽しい。頁をめくっていて、10年ほど前に初めてのこの作品を読んだ時の衝撃が蘇った。この作品もまた、永遠の夏休みなのである。幻影の海に誘われて、空虚なビルディングの中を彷徨おう。ニセモノの映像ばかりがリアルで、ここには何もない。この空っぽさ、孤独感がなんだか息苦しくも心地よい。


6月23日

『蟲師』6巻を購入。秋からアニメ化されるとのこと。ついにアニメ化か…と感慨深い。正直なことを言えば、今の蟲師のストーリーは前ほど面白いとは思えない。初期にあった濃密さがだんだん薄れ、ネタ切れを感じることがある。だからちょっと惰性で買い続けている部分もあったりするのだけど…でもまあやっぱり好きなんですよね。今月号のアフタヌーン(今月というか25日発売のもの。私は早売りをすでにゲット済み)に載っている三ツ折草子があまりに美しくて、思わず切り抜いてしまった。こういう構図は好き。何より色がきれい。透明なあおみどり。涼やかな水とその中に潜む異形の生き物。そして舟。なんて素敵なのだろう。漫画より、こういう一枚の絵の方に私はストーリーを感じてしまう。揺らいで揺らいで、境界が曖昧だ。そこが私の立ち位置だし、惹かれるのも結局そういう場所であったり人であったり。これはどうしようもなく自分の中に巣食っている、直しがたい気質だ。


6月24日

『テレヴィジョン・シティ』、上巻の半分ほどまで読了。J・G・バラードの小説のことをふと思う。終末の光景。それを待ち望んでいるわけではないのに、なぜこうも求めてしまうのだろう。セカイノオワリ。ずっとずっと、付きまとっている感覚。

また堕ちているわけですが、いい加減しっかりしないといけないなーと思います。6月は地獄。だから、早く過ぎ去ってしまえばいい。一週間くらい引きこもって心身共にゆっくりすれば片付く話しのような気がするのだけど、そうもいかないこの現状。7月になれば少しは元気になると思います。それまでは、トンネルの暗闇の中かな。そういえば、憧れていた昔のジェーンアイテムに格安で巡り会いました。ふふふ、うれしい。秋冬ものだからしばらくはクローゼットに寝かせておきますが、これからの楽しみができました。秋冬ジェーンは大好き。古い絵本に出てきそうな、重厚さのある不思議でクラシカルなデザインが好みです。


6月25日

修羅場中。修羅場ゆえにストレス発散をしたくなり、アマゾンでCDを大量に注文してしまう。ああ、早く届かないかな…。音楽に飢えてます。注文したのはBUCK-TICK「十三階は月光」(結局ライヴは行けなかったよ。残念)、ビリー・コーガン「ザ・フューチャー・エンブレイス」(スマパン復活って本当ですか)、ベン・ワット「ノース・マリン・ドライヴ」、MY BLOODY VALENTINE「Loveless」、The Velvet Teen「Out of the Fierce Parade」。今回買わなかったけどFatimaとFlOPPYも欲しかったなー。少し暇になったらTSUTAYAでCDをどっちゃり借りてくる予定。

真夏日。溶けそう。私はなんで修羅場中なのに、参宮橋駅前で人待ちをしているのだろう。これは、非現実。強烈な日射しから顔を背けて、思わずそう思った。先日大学の図書館前でカリフォルニアからの旅行者だという女の子に話しかけられ、なんとなく話し込んでしまいメールアドレスを交換した。帰国前に一度一緒にご飯を食べようと誘われ、忙しいからと少し躊躇したもののせっかくの出会いだからと今日出かけてきた。もう二度と会えないかもしれない。それはよくわからない。ネットならともかく、現実の中でこうやって出会うのは不思議なことだ。でも通りすがりの人とふいにこうやって交差することは、思えば以前からもあったような気がする。彼女はカリフォルニア大学で勉強しているコリアン。子供の頃からずっとアメリカで暮らしているという。確かに、発音は全くアメリカンだった。なんとなく仲良くなったのは要するに私が英語ができたからのだが(彼女は日本語が全くダメ)、しかしそれにしても英語で会話をしようとして言葉がうまく出てこないのは自分でも参った。英会話、ちゃんと勉強しないとダメだわ。


6月26日

CDをたくさん買い込んで家に引きこもって勉強っていいかも…。いつもほどダウナーにならず、部屋に籠っていても飽きず、ほどほどに集中して勉強ができました。次の修羅場の時もこれだな(本当は前もって計画的に勉強していればいいのですがそれが出来ないから修羅場になる)。今日は我慢できなくて、FLOPPYのCDを注文してしまいました。明日あたりには届くかな。楽しみです。ちなみに今日は半泣き状態で修論関係のことをやっていました。ずっと逃げていて手を付けていなかったから何もかもがヤバすぎる。

昨日は新宿で乗り換えしたので、ついでにロイスへ寄ってミニカタログをもらってきました。ヴィクトリアンなブラウスはかなりゴージャスで私が実際に着るには少し厳しいテイストかもしれないけど、眺めている分には好きです。あとサイズが問題。ロイスもジェーンもブラウスは私には大きすぎて着るとダブダブになってしまいます。もうちょっと小さければいいのになあ。とはいうものの、JSKに合わせるブラウスが欲しいのでシンプルめの物なら一枚くらい買ってもいいかなとカタログを眺めながら考えています。バルーンスカートもかわいいなあ。これから夏本番だというのに、アパレル業界は早くも秋物なのです…。


6月29日

日記止まっててすみません…。ああ、時間が足りない。贅沢言わないからあと二日あればいいのに。そうすれば、もう少しまともな準備ができるのに。中途半端に授業のことをやらず、今週の分は全部捨てて論文ゼミの方に集中すればよかったかもと今更後悔。両方中途半端に手をつけてしまった私の計画ミスです。もうどうしようもないわ、とほほ。

こんなに切羽詰まっていてまずい状況なのに、昨日はFatimaの解散ライヴに行ってきました。私、馬鹿じゃないからしら?本当はもう行かないと決めていたのに、諦めて家にいたのに、開演30分前に突如「行こう」と思い立って家を飛び出しました。吐きそうな感じでPCに向かっているのが嫌になったのだと思います。0-Eastまでなら40分あれば着くしどうせ少し押して始まるだろうからなんとか間に合うかなと慌てて出かけたのですが、開演過ぎに着いたはずなのにまだ入場すら終わっていませんでした。開場が遅れたのか?結局始まったのは開演を一時間も経ってからでした。これは…さすがにちょっと疲れた。

Fatimaというバンド、実は私はCDを一枚も持っていない上に曲すら全く知りませんでした。それなのになんで出かけたのかというと色々噂は聞いていて、このバンドがなくなってしまう前に一度見ておきたいなという好奇心からでした。「ボーカルのKanomaはキモイらしい」というのを頭に叩き込んで覚悟して出かけたのですが、いやあ噂以上でした(笑)。あれキモイ。喋りがキモすぎる。でもあそこまでイッちゃってると、半分引きつつも濃ゆくて面白いなあと思ったり。個人的にすごくよかったのがベースのLayです。私はベース好きだから基本的にどのバンドでもベースばっかり見ちゃう癖があるのだけど、でも本当にあの音とベースプレイは素敵だった。攻撃的ですごく鋭くて、サディスティックなベース。切り込むように響く、刃のような音と姿。見惚れました。私はプラの正さんのベースが大好きで、彼はライヴ中恐ろしく細い体でガンガン頭を振りながらゴリゴリと骨太なベースを響かせる。Layの音は正さんよりもっともっと凶暴で、ベースを弾く腕はまるで鞭のようで、でも私はこういうベースもなんだかとても好きで…。サディスト最高。Layは途中でテルミンなんかも弾いてましたね。正直に言えばFatimaはざっと曲を聴いたところ音楽的にはさほど好みではないという印象でしたが、でもあのサドベースを見るためだったらまた出かけていいと思いました。そう思ってからはっと気付く。もう次はないのだ。これで最後。次は、二度と来ない。(余談なのだけどFatima解散のきっかけはLayが脱退を言い出したことで、ヴィジュアル系ではない別のジャンルで音楽をやりたいからというのがその理由だとか。この人の演奏力と音楽センスなら他のジャンルでも充分通用するだろう。そう思いつつ、同時にではヴィジュアル系って何なのだろうと思う。本当に、何なのだろう。現在主流を占めるのはオサレなヴィジュアルポップス。解散コメントでLayが言った「 俺の好きだったヴィジュアル系はどこに行ったんだろう。」という言葉が重い。)

アンコールは3回あったようだが、私は時間の都合で2回目が終わった時点で会場を抜け出した。2回目のアンコールの演奏後、ステージの中央に据え付けられたドアの中にメンバーが一人ずつ吸い込まれていく。そして最後にKanomaが「ちゃんと歌えなくてごめんね。でも、そろそろいかなくちゃ」と(キモくない普通の声で)言って、「向こう側」へと立ち去り、扉は閉ざされた。それはとても切ない情景で、観客は俯きがちに出口へと向かったメンバーの背中をただ見つめるしかない。この後終演のアナウンスが会場に流れたが、きっと続きがあるのだろうと思った。これで終わりでは淋しすぎる。解散ライヴなのに他のメンバーがほとんど喋っていないし、最後の最後はきっと笑顔で終わるのだろう。しかし、開演が一時間も押したのでこれ以上はいられない。そう思って、結局帰ってしまった。だから私の中でこの日のライヴは、この切ない光景で途切れている。Exitと名付けられた最後のアルバム。to Exitという名前の最後のツアー。扉の向こうに消えていった人たち。さようなら。さようなら、Fatima。


6月30日

発表終わった…。撃沈。内容はともかく、無事終わってよかったです。発表したことによって自分の問題意識が多少クリアになったし、うーん…修論のこれからの方針が少し見えたかな。とても不出来な発表でしたが、やっぱりやってよかったよ。先週くらいからずっとこれのことで死にそうになっていて、今週なんて他の授業に一回も行けなくてレジュメ作りばかりやっていて本当にもうどうしようという感じだったけど、それもひとまず終わりです。お疲れさん、ワタシ。来週はちゃんと授業に出ないとね。これが終わったのでたまっているメールを少しずつ返信していこうと思っていますが、実は今週末も課題がたくさんあったり来週の授業の担当になっていたりと、まだまだ忙しさは続きます。お返事もう少し遅くなってしまうかもしれません。本当に申し訳ないです。というか今現在メールが突然使えなくなって大慌てしています。メールの送受信ができないと話しにならない…。困った。。さて、明日も学校なのだけど夕方からジェーンの秋物のカタログを見に行く予定です。発表頑張った自分へのご褒美。状況が状況なだけに、爆発しちゃいそうで怖いです(笑)。でもまあ夏はジェーンで面白いくらい買物しなかったので、秋冬はたくさん買ってもいいかなと自己正当化しています。秋冬のコテジェーンラブ。カタログを見るのが楽しみです。

 

 

 

 

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