12月16日

Plastic Treeが所属事務所を移籍、それに伴ってオフィシャルファンクラブ解体(1月に新しいのが発足)という小型爆弾が投下されました。ただこれは今の事務所のあまりにもアレな対応でだいたい予想はついていたことなので、ああやっぱりなーという感じでした。だからこれはあくまで小型爆弾。おっきいのじゃなくてよかった。プラさんってばマイペースバンドなくせに今年はシングル3枚アルバム1枚出したりツアーやりまくったり、さらに事務所移籍だなんて随分活動が活発ですわね(笑)。事務所移籍でしばらくはグラグラした状況が続くかもしれませんが、私自身はあまり心配していません。バンドの状態が悪い状況での移籍だったらさすがに不安になりますが、今回はそういうことでは全くないので。この決断が音楽活動にいい変化をもたらしてくれたらいいなと願うばかりです。新しいオフィシャルサイトが仮オープンしたりと、少しずつ動きが出てきているようです。それにしてもプラがスイチャを離れるとなると、事務所バンドが集まって開催するイベントスイトラにも出なくなってしまうということですよね。今年の7月に見たスイチャが最初で最後の機会になってしまったのだなあとしみじみ思いました。最近、なんだか最初で最後というのが多すぎます。その時のことを思い出していたら、受験勉強もせずにライブ行ったりレポ書いたりコンテンツ制作をしていた今年の夏が思い出されてブルーになりました(プラコンテンツなんて院試のある8月の間にゴリゴリ作ってたしね)。何やってたんだ、自分…。結果オーライだけど、現実逃避も甚だしい夏の日々でした。


12月17日

初級シスアドの問題集を買ってきました。暇を見てちまちま勉強していこうと思っています。こういう系統の話しはかなり好きだったりします。コンピュータネットワーク学科に通っている妹のかわりに授業出たいくらいです。風の便りに聞くところ彼女は遊びすぎて必修の単位をぼろぼろ落としまくっているそうですが、元気にやっているのですかね。同じ東京にいても全くもって音信不通な姉妹です。

忙しくて日記が思いっきり手抜きで申し訳ないです(プラの方は燃料が投下されたのでマメに更新してますが)。そろそろ課題が出される時期になってきて、年明けのことを考えると憂鬱になります。忙しいのにやる気が出ないって最低ですね。


12月19日

この週末は土曜:ミネラルショー→ラフォーレ原宿→遊茶で中国茶、日曜:野又穫展→ボーイズ・エアー・クワイアと駆け回っていました。楽しかったけど疲れました。とりあえず、土曜のことなどを。

東京ミネラルショー
毎年恒例の池袋ミネラルショー、今年も出かけました。ただ個人的に今年はめちゃめちゃ不作でした。最近他のことで散財していて鉱物は控えめにしているし、自分の方でさほど買う気がなかったからよいものを探し出せなかったということもあるかとは思います。ただそればかりではなく、研磨石やら宝石系のお店がやたらと多く私の好きな鉱物原石系のお店が非常に少なかったです。これだと思うものがあったら一つくらい買おうかなと思って出かけたミネラルショーでしたが、結局何一つ買わないという物欲のこらえがきかない私としては恐るべき結果に終わりました。石一つ買わないで出てくるなんて…。お財布へのダメージはなかったですが、なぜか心が寂しかったです。ところで最近更新がない鉱物図鑑ですが、また3月くらいに更新しようかなと思っています。やる時は一気に、まとめて40個ぐらい(笑)。あのコーナーは更新するのにとても時間がかかります。撮影&編集+引用文献というかなりな作業量です。なのでたまにしか更新できなくて申し訳ないのですが、その分完成度は高いと思うのであんまり妥協はしたくないのです。今回のミネラルショーでは残念ながら収穫は全くありませんでしたが、まだ公開していないコレクションがたくさんありますので春になったらこちらをお披露目したいと思っています。

ラフォーレ原宿
ジェーンとガブのお店をのぞきました。ジェーンでは黒&グレー&白のしましまオーバーニーソックスを購入。ついに私もしましま靴下に手を出してしまいました。白&黒だけだといかにもバンギャって感じになりますが、ジェーンのはグレーの配色が効いているのかあんまり派手派手にならずに履きやすいです。ガブでもアーガイル模様の靴下を購入。こちらも素敵。ジェーンの黒別珍パンツにこの靴下を合わせるといい感じです。

遊茶
久しぶりに中国茶を堪能しました。せっかくだからと白茶の白豪銀針を注文。じっくり蒸らすお茶なので家で飲む時はイライラしちゃうのですが、おしゃべりしながら飲む時は全然気になりません。お茶はとてもおいしくて、いつも白茶は白牡丹を買ってしまうけどたまには白豪銀針もいいかもと思いました。今年はあまり中国茶を飲みませんでしたが、来年はまた春茶・冬茶とそわそわするような生活をしたいものです。

こんな感じで土曜は私としては珍しく普通に遊びました。おつきあいくださった友達に感謝です。


12月21日

もう数日修羅場が続くのでまともに日記を書く暇がありません。申し訳ないです。しかし人間忙しいと他のことをやりたくなるもので、こんな時に限ってMSDの健君を引っ張り出してきて写真を撮ってしまいました。顔が写っていない手と足のみの写真ですが、手抜きなわりに好きな感じのものが撮れたのでうれしいです。26日以降、プラコンテンツのトップ画像にします。クリスマスが刻々と近づいてきているのに準備どころではない我が家ですが、レピシエでキャロルという甘い香りの紅茶を買ってきてこれを飲んで気分を出しています。(追記:結局クリスマス前にトップ画像を差し替えてしまいました。久しぶりに健君を見たいという方はプラコンテンツの方へどうぞ)。


12月22日

頭の中がぐちゃぐちゃになってきたので、池澤夏樹の『見えない博物館』を読み直しています。私の原点。最近かなり無気力ぎみです。こんな自分に疲れてしまう。この頃は部屋でスマパンやバンプをよく聴いています。


12月23日

ボーイズ・エアー・クワイア(bac)コンサート覚え書き
・プログラムは1部と2部に分かれていて、1部はさまざまな曲、2部はフォーレのレクイエム。構成も対照的で、1部はオルガンとハープのみでシンプルに。2部はオーケストラ出演。

・個人的に1部はあんまりのれませんでした。ソプラノソリストのハリー・セイバーはかなりよく、特に高音部の強靭な歌声は素晴らしかったです。天まで届きそうな、突き抜ける歌声。でもbac全体としてのまとまりが悪かったように思いました。さまざまな聖歌隊の子が集まっているというグループの性格上、一緒に練習する機会が少ないから仕方ないとは思うのだけど。2年前もこんな感じだったのかなあ。私はその時初めてbacを見て感動しっぱなしだったので、ハーモニーがどうのこうのということは眼中になかったのでよく覚えていないです。

・コナー君はさすがにあまり変化はありませんでした。刻々と体が成長する少年期を過ぎてますからね。2年前の来日の時に来ていた子が今回もいて驚きました。まだ声変わりしていないんだ…。彼はビール樽のような一目でそれとわかる体型をしているので、今回もステージに出た瞬間「あっ、あの時の子だ」とすぐわかりました(笑)。でも前はソプラノでかなりリードを取ることがあったけど今回はあまりなかったから、やっぱり前ほど高い声は出ないんだろうなあ。「楽園にて」のレコーディングにも参加しているとか。bacのメンバーは流動的だけど、こうして長く留まってくれる子がいるのはうれしいものです。

・2部でコナー君が3回も歌いました。そんなに歌いたいのか?(笑)

・アンコールでは少年たちがサンタ帽子をかぶっていてかわいかったです。出てきた時指揮者のコナー君だけはかぶっていなくて、そりゃそうだよなと思っていたら譜面台のところでおもむろに帽子を取り出してかぶったのでウケました。

・今年はパンフがよかったです。前回は買って損したかもと思うような内容でしたが、今年は中身が充実していました。コナー君の昔のエピソードなども載っていてよかったです。コナー君が神の声を手放さざるを得なかった時の話しもありました。それは自然の摂理なのだけど、やはりとても胸の痛む話しで。少年合唱って何なのだろうと思う。家に帰ってから普段はあまり聴かないコナー君ソロの「レクイエム」を聴きました。本当に、神の声。ハリー・セイバーの声もよかったけど、このCDの凄まじさにはとても及ばない(凄まじい故に、私は普段はあまり聴かない。BGMとして流すには少し苦しいので)。コナー・バロウズがどれだけ凄かったのか、改めて感じました。だけど今のコナー君の声にはこの面影はなく、また正直なことを書けば今の歌声に私は全く魅力を感じません。すごく冷たいようだけどこれが本音。こうして言葉にすると、とても残酷なのだけど。少年の声はなんて儚いものなのだろう。そしてなんて美しいのだろう。

・レクイエムはなかなかよかったです。最新アルバム「楽園にて」はまだ買っていないので、お金のある時にでも購入したいと思っています。録音のソリストは今回の来日の子とは違うそうなので、音源ではまた違った雰囲気に仕上がっているのかな。

・アンコールの「We wish you a Merry Christmas」などは非常によかったです。少年たちの声量も1.3倍増しくらいで、伸びやかで。こういう定番曲は非常に上手く歌えていたことから察するに、やっぱり他の曲は少し練習不足だったんじゃないかなあ。実力ある聖歌隊の中でも上手い子を集めているわけだから、下手なわけはないのだし。図抜けたソリストの歌声も好きだけど、bacとしてのハーモニーも同じくらい重視する私としてはもう少しまとまって練習してくれるとうれしかったり。時間的にそれが難しいのはわかっているのだけど。

・もらったチラシでLiberaの来日公演を知りました。そういえばウィーン少年合唱団の来日もあります。私は別に少年合唱マニアではなく単にbacが好きなだけだし、こういうのに片っ端から行く気はないですが、Liberaはちょっと気になります。チケの値段もそれなりなのでしばらくは様子見しますが、行こうかどうか悩んでます。

・ざっとこんな感じです。適当な殴り書きで申し訳ないです。他にもいくつか感じたことがあったのですが、文字化する気力がないです。次のbacはまた2年後かな。きっとまた、出かけます。


12月24日

ベンヤミンの『ベルリンの幼年時代』(晶文社)を再読。ベンヤミンの文章は私の想像力の源の一つなのに今は何を読んでも心に入ってこなくて、指に触れるページの活版印刷の凹凸ばかりが鋭敏に感じられて、調子が悪いなあと実感します。

昨日は本当は横浜浪漫館へ出かける予定だったのですが、館主さんの都合で臨時休業ということで、残念ながら双生児展を見逃してしまいました。最終日に行こうとしたことが悔やまれます。展覧会は余裕を持って出かけなければと思いました。

諸事情により学校にOCRソフトを取りに行けなくて、仕方ないので肩をバキバキにしながら自分でテキストを打ち込んでいるクリスマスイブです。しかもまだ終わっていません。


12月25日

ピーター・S・ビーグル『ユニコーン・ソナタ』(早川書房)を読了。悪くはないし節々でビーグルの持ち味である繊細で美しい情景描写が楽しめるのだけど、ストーリーがやや物足りないです。無難なファンタジーという感じ。タイトルにユニコーンとついていると、どうしても『最後のユニコーン』と比べてしまうのですよね。

今日は学校の課題の調べものをするために都立図書館へ出かけていました。クリスマスの図書館はそんなに人も多くなくて、静かで心地よかったです。窓から射し込む光も明るい。何もない一日だったけど、自分的には満ち足りていました。昨夜はケーキとシャンパンを買ってきて、同居人と乾杯してささやかなクリスマス気分を味わいました。これで充分。


12月26日

日野啓三『モノリス』(トレヴィル)を再読。過剰に熱いものは苦手だ。冷たい、くらいがちょうどよい。自分の体がなまぬるくなっていると感じる時、無意識のうちに日野啓三の本に手を伸ばしてしまう。冷却装置のように体温を下げ、感覚を研ぎ澄まさせる作用がこの人の本にはある。それがとても気持ちいい。また外に出たい。街を歩きたい。自分の生活で手一杯だったとはいえ、今年は引きこもりすぎた。


12月27日

昨日は「ウサギと僕と満月の夜」のためにシネマアートン下北沢へ出かけてきました。初めて佳村萌さんの歌を聴くことができて感激です。少女っぽいというか、とにかく独特の雰囲気のある方でした。ギターの田畑満さんもシマジマサヒコさんもよかったです。今回初めて見たので音楽的にどうこうというのはあまり言えないのですが、個人的に2部が好きでした。あと「夢みるように眠りたい」が聴けたのがうれしかったです。映画のサントラに入っているのとはがらっと違った音に乗せられた歌声。次の機会も都合がつけばぜひ行きたいと思っています。終了後は数年ぶり会った方と飲みました。毎度のことですが、本性バレバレな毒舌トークですみません。おつきあいいただきありがとうございました。

帰省前に少しでも片付けておかなければならないので、今日は一日机に向かって課題をやってました。終わらない…。一つはなんとか目処がついたのですが、もう一つは東京に戻ってきてからやる羽目になりそうです。今、とてもとても忙しいです。明日は帰省準備&雑用&ライブと修羅場です。しかもこの次の日に飛行機に乗らないといけないし。無事札幌に帰れるのだろうか。


12月28日

明日から札幌へ帰省します。なのでこの日記は止まりますが、幸いプラコンテンツの方にCGI形式の日記がありますので、帰省中もそちらに日記を書いていきたいと思っています(行き方はトップページからPlastic Tree→Memo→プラトゥリ観察日誌です)。毎日は無理かもしれませんが、2日に一度は更新したいと思っています。別に読書日記ではなく雑文もしくは買物日記になりそうですが、それでもよろしければご覧くださいませ。タイトルに札幌帰省と書いているものがこちら用の日記になります。それ以外はプラネタとお考えください。現在はライブ後でぐったりしていますが、頑張って荷物をまとめます。なんだか立つ鳥あとを濁しまくり状態ですが、今年一年NEW ATLANTISをありがとうございました。ホームページに関して言えば、悔いばかりが残る一年でした。来年こそは体制を立て直したいです。

 

 

 

 

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