『楽しい鉱物図鑑』 堀秀道 草思社 
鉱物学の第一人者、堀さんによる鉱物図鑑。有名どころから、ちょっとマイナーな鉱物まで幅広く楽しめる。図版にはいい標本を使っているので一見の価値あり。鉱物標本の色がとてもきれい。 写真とともにつけられている解説も読みごたえあり。

            


『楽しい鉱物図鑑2』 堀秀道 草思社
楽しい鉱物図鑑の続編。1に比べると、取り上げられている鉱物がかなりマニアックになっている印象を受ける。この本ではじめて名前を聞いたという石が多かった。1と同様、眺めているだけでも楽しい図鑑。

            


『楽しい鉱物学』 堀秀道 草思社
鉱物学の解説。写真を眺めるだけで楽しめる鉱物図鑑とは違いこちらは読み物。内容はやや専門的で難しいかもしれないが、エッセイ風に書かれているので楽しんで読むことができる。鉱物学に興味を持っている人に最適な入門書。

            


『LAZUR 透きとおる石』 畠山直哉 ペヨトル工房
大谷氏所蔵の鉱物コレクションの写真と、ノヴァーリスや賢治の言葉の引用によるコラボレーション。写真が非常に美しい。実はまだ持っていないので、そのうち買いたいと思っている一冊。

            


『宝石の写真図鑑』 日本ヴォーグ社 
私は鉱物が好きなのであって宝石にはほとんど興味がない。値段の問題もあるが、たぶん研摩されている石があまり好きではないのだと思う。だけどこの図鑑は値段も手頃だし、気に入っている一冊。一番重宝しているのは色別の索引。ブルーならブルー、グリーンならグリーンと色ごとにまとめてあって、自分のイメージした石の名前を探すのに非常に便利。

            


『htwi』11号 鉱物王国
特集の「鉱物王国」がとにかく好みで書店で見つけてすぐさま購入。小林健二、まりのるうにい、勝本みつる、赤岡美妙、建石修志、瀬戸照など、見ごたえのあるミネラルキングダムが形成されています。圧巻はやはり小林健二。写真もきれいで、大切にしている雑誌。

            


『STUDIO VOICE』 特集:スティル・ライフ
1992年とちょっと古い雑誌だが、探し回ってバックナンバーを買った。スティル・ライフ特集で、鉱物の美学・結晶世界の風景についてが満載。松岡正剛と荒俣宏の対談の他、バラードの現代性についてや宮沢賢治・ノヴァーリスや稲垣足穂についても言及されている。 寮美千子の文章も美しい。鉱物好きならぜひ入手してほしい一冊。

            


『夜想33 鉱物』 ペヨトル工房
地元札幌にいた高校生の頃に購入した。当時はインターネットもなかったし、こうした雑誌から少しずつ自分好みの情報を集めていた。鉱物写真や野中ユリ、建石修志、まりのるうにいの作品、エッセイと内容は盛り沢山。「夢みる鉱物」を手がかりに、鉱物の出てくる作品を探して読みふけったのも懐かしい。

            


『鉱石倶楽部』 長野まゆみ 白泉社
長野まゆみによる鉱石本。小説や詩もよいが、写真に添えられた長野流「鉱石の博物誌」が素晴らしい。長野まゆみが鉱石を選ぶ基準は「おいしそう」ということらしいが、彼女の文章を読んだ後写真を眺めると、鉱石はもはやただの無機物とは思えない。それはアイスクリイムや眼鏡として利用される氷柱糖であり、煮溶かして葛粉とまぜてジュレにできる螢玉であり、銀アカシアの亜種の化石である海水晶なのである。美しい言葉の魔法に酔いしれてしまう本。

            


『書物の王国6 鉱物』 国書刊行会
テーマ別に世界各国の文学作品を集めたシリーズの一冊。 他には『架空の町』『夢』『植物』『人形』『美少年』『同性愛』『美食』『両性具有』など、興味を惹かれるものばかり。『鉱物』のアンソロジーには澁澤龍彦や宮沢賢治、稲垣足穂やプリニウスから長野まゆみ、池澤夏樹、日野啓三など幅広く収録されている。鉱物アンソロジーとして非常に上出来。これで装丁さえよければ文句なしなのですが。

            


『宮沢賢治 宝石の図誌』 板橋栄城 平凡社
星とともに、鉱物は賢治の作品から切っても切り離せないもの。この本は石の名前や作品中の言葉をを表題にし、その石などに関する作品について細かく分析していくという体裁を取っている。石に関することも賢治作品に対する解説にもとても読みごたえあり。収録されている写真もきれい。「青玉・玉随・藍晶石・雪花石コウ・瑪瑙・琥珀・天河石・スターサファイア・アラゴナイト」など、美しい石と賢治の心象風景を楽しんでほしい本。

 

            


--- INDEX --- HOME ---