その建物は六方柱面体、廊下には人工太陽燈が灯り、いつも黄昏のような光に満ちている。壁の標本棚には人々の記憶からこぼれ落ち、忘れられゆくものが陳列されている。この場所では、時間は流れることなく、永遠に循環する。入口も出口もない20世紀の忘れ物、アストロ・アストロイド研究所へようこそ。



アストロ通信では当社のニュース、さらには商品情報をお届けしております。不定期発行でありますが、月光派の貴方に欠かせない情報が満載です。購読していただいている方に、抽選で毎月一名様に当社オリジナル月球儀をプレゼントしております。月の満ち欠けに合わせて形が変わる月球儀は、お子さまの教育にも、また卓上の飾りにも最適です。色はシルバーホワイト、コメットブルー、インディゴの三色を取り揃えております。御希望の方は希望の色と会員番号を葉書に記したうえ、私書箱25番宛へお送りください。

アストロ通信1 流星密造レシピα フラスコ宇宙
アストロ通信2 紫水晶硝子体 青鉛ガラス

 


当社の倉庫奥深くにあるガラクタ置き場。どうぞ自由に手に取って、御覧になってください。ただし20世紀的郷愁に取り込まれて、帰れなくなってしまわぬよう、御注意を。

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コンセプトは温めてあります。もう少々お待ちください。